金メダル付きバナナカステラを食べてみる
ソチオリンピックも終わった翌日、【ミニストップ】で金メダルのついたこんなお菓子を見つけた。 バナナカステラバナナカステラ posted by (C)くろすけcat本物のバナナは大好きで毎日の様に食べちゃ~いるけどバナナと名の付く菓子類があれば手の伸びる事がある。バナナのエッセンスやピューレの入ったアイス、チョコ、パンとかバナナを使ったアメリカンマフィンなんて大好きで通販して買った事もあったなぁ~で、たまにスーパーなんぞで目にするバナナカステラは2~3本入った安価なモノが多いのだけれど、滅多には食べない。今回のは1本で大き目で同じ様なお値段の100円のお品。【ひろしま菓子博 2013金賞受賞】のメダルマークにちょっとした高級感を感じて手が伸びた。バナナカステラは、バナナが日本に輸入され始めた明治後期から大正時代、高級品であったバナナの形状を模した菓子として考案されたと、ウィッキーさん(Wikipedia)は申されている。明治・大正時代、バナナは庶民にはおいそれと頂けるものでなく大変ぜいたくな憧れの食べ物だった。大正後半から昭和に入った頃から庶民の口にも入るようになってもお土産や病気の時などにしか食べられない特別な食べ物だったという。(バナナ大学Hp<バナナの基礎知識>より参照)その名残が昭和一桁生まれの我が父の身にもあった為か、幼少の頃、たくさんあるのに(勿体ながって)毎日1本しか食べさせて貰えなかったのをいまだに根に持っている私がいるのだけれどそういう時代に「せめてバナナのようなお菓子でもいいから食べる事ができたら」というバナナへの熱い思いから生まれたお菓子は多いのだ。青森や秋田には【バナナ最中】なるもの北海道には【バナナ饅頭】とか、岡山には【焼きたてバナナカステラ】なんてある。外側の生地はそれぞれ違いはあっても共通するのは中身にバナナの香りがついた白餡が入っているということだ。P2251318 posted by (C)くろすけcat大概私自身が目にするバナナカステラと呼ばれるものは生地の表面に<BANANA>の浮いた文字のあるバナナ型につくられた焼き菓子で、カステラと呼ぶよりは人形焼の生地の様であり、中に存在するのはバナナ香料入りの白餡だ。バナナカステラに哀愁を感じるほど、子供の頃食べた記憶はないのだけれど久しぶりにバナナカステラを味わいながらこの姿形味に、バナナを愛する日本人の情熱を改めて感じるのだった。バナナカステラ posted by (C)くろすけcatで、本日頂いたのはバナナカステラを中心に様々なスティックカステラを製造する大阪のメーカー(株)リマのバナナカステラ。並みのバナナカステラより美味であった。ぱさつきの少ない生地に、白餡にバナナピューレが入っているのも嬉しい限りだが去年、広島で行われた全国菓子博覧会で金賞を取ったというだけの美味しさはある。バナナカステラを食べて「また買いに行こう!」と思ったのは今回が初めてである。この1本100円のバナナカステラにも当初はちょいと驚き価格だったけれどなんでも大阪には、(株)釣鐘屋本舗の名代芭蕉(なだいばしょう)という、いかにも日本のバナナたる名前がついたバナナカステラがあるそうな。(芭蕉=英名ジャパニーズ・バナナ)1本315円とバナナカステラだと思うとちょいと高価で和菓子感覚。なんでも<風味豊なバナナ餡は北海道十勝産てぼ豆を使用し、口当たりなめらかでふんわり溶ける優しい味>と紹介されている。画像見た限りではアンコの量がハンパない。物もかなり大きいというご意見有。ネット上の話によると『決してただ値は取らない、そんじょそこらの駄菓子屋やスーパーに売られている 低価格の商品とは一味も二味も違う』というご意見も存在したので、食いしん坊オバサンはいつか大阪で食いだおれることを夢見る時のデザートの1品に挙げておきたいと思うのだった