驚愕!染井吉野の時代が終わる?!桜咲く頃知った事実
昨今、桜の花代表格と言えば【ソメイヨシノ(染井吉野)】だ。日本全国の桜のうち約8割がソメイヨシノであろうと言われるくらい日本の何処へ行っても出会えるのがこの桜だったりする。(北海道南部(道南)以外と沖縄は除外) 子供の頃に実家の直ぐ横の社の庭にも何百年も経っているであろう立派な幹と枝ぶりの【ヒガンザクラ(彼岸桜)】とまだ数十年程の若い【ソメイヨシノ】の2本の桜が植えられていたが私が実家を留守にしていた時代に老木となった【ヒガンザクラ】は寿命を終え、今残るのは【ソメイヨシノ】となっている。小・中・高と学校の校庭にあって春のイベントに色を添えたのも、家出先で小田原のお城を華やかに飾ったのも、生まれた息子を連れて散歩した街路樹の木も、裏山の古墳に咲き乱れていたのも、全てが【ソメイヨシノ】で大好きな春を迎える度に思い出を沢山貰った。日本に住まう人であれば、誰にもひとつやふたつ桜に関連ある思い出はおありであろう。これほど身近で愛着のある花はないと感じるくろすけであるのだが。。。 昨日TBSのニュース番組を見て!!桜好きの私は驚いた!!【ソメイヨシノ】から【ジンダイアケボノ(神代曙)】への植え替えが各地で行われているという話である。石川県白山市や宮城県南三陸町には苗木が植樹。国立市にあるさくら通りでは植樹後半世紀経ち、倒木の危険性がある為、2023年度をメドにすべての【ソメイヨシノ】を【ジンダイアケボノ】にする計画があるそうだ。横浜市にある西柴の桜並木は既に【ソメイヨシノ】が【ジンダイアケボノ】になっている。樹齢半世紀程で倒木する程になってしまった【ソメイヨシノ】・・・【ソメイヨシノ】の寿命は60年~80年と短命な桜という話を聞く。俗説ではあるらしいが、現実的に言える短命になる理由は、<成長が早いので、その分老化も早い><持病で伝染病でもあるテング巣病に罹りやすい><街路のように排気ガスなどで傷む><公園といった荒らされやすい場所に植樹されている>など植えられた場所によっても原因はある様だ。しかし、日本最古の【ソメイヨシノ】は弘前公園の明治15年(1882年)に寄贈されたもので樹齢133歳。園内には樹齢100年を越すものが300本以上もあるとか。我がご近所には、秦野市の南小学校に明治25年(1892年)に記念樹として植えらたものが2本存在する。実際100年以上生きている【ソメイヨシノ】は多いのかもしれないがそれには人による手入れが必要になってくるのだろう【ソメイヨシノ】の植樹は幕末の戦乱で荒れた上野に始まり、明治と第二次世界大戦後に桜堤や街路樹として植樹され、成長スピードが速い事で全国に広がっていった。戦後から東京オリンピック後に植栽された桜は、現在樹齢40年~60年を迎え幹周りが1mを超えるものになっている様で、現在、各所で老朽化し問題になっている様だ。 一方【ソメイヨシノ】に代わって植樹されるという桜私はまだ出逢ったことがない。【神代曙(ジンダイアケボノ】とはどんな桜なのだろう。【ジンダイアケボノ】とは東京都府中市の神代植物公園で西田尚道氏が発見した品種で、19991年に品種認定された新しい品種の桜。比較すると【ソメイヨシノ】よりは早く咲き始め花はやや小さく【ソメイヨシノ】より濃いピンク色の一重咲き。花弁の縁が濃いのが特徴で、花の内側から外側に向かって美しいグラデーションを見せる【ソメイヨシノ】の代わりにされる理由は咲き方と開花する3月下旬~4月下旬という時期、ともに淡紅色と特徴が似ている事、丈夫で手入れいらずで【ソメイヨシノ】の持病にかかりにくい事、【ジンダイアケボノ】は寿命がやや長い可能性があり大きさがややこぶりの為、狭い舗道などで枝が邪魔になりにくいからと、ある。 既に日本花の会 ではテング巣病が伝染性の病気である為、【ソメイヨシノ】を継続して配布することがこの病気が拡大につながることを懸念して 平成17年度から【ソメイヨシノ】の配布を中止平成21年度からは苗木の販売を中止して、【ジンダイアケボノ】への植え替えを推奨しているそうだ。 今現在、咲き誇る【ソメイヨシノ】が年追うごとに数を減らし、【ジンダイアケボノ】へと世代交代していくのだろう。。。桜にも変化の時代が来ている様でなんとも寂しい気もする。反面、神代植物公園で発見された1本の【ジンダイアケボノ】が枝分けされ、日本各所で花を咲かせることになる、これもこれで素晴らしいことでもある。【ソメイヨシノ】を惜しみながらもいつか【ジンダイアケボノ】とどこかで出逢える日が楽しみになっている桜を育てよう!入学・卒業・卒園・誕生などの記念樹にも人気です♪(さくら、庭木、植木、サク...価格:2,679円(税込、送料別)