懐かし煮干ラーメンとギブミー酒香る酒饅頭
いつも行きつけの店で、いつも決まったものを食べるのが休日の楽しみであったりするが、「ねぇ、たまには違ったお店に行こうよ」と提案すると、長男は「初めて行った店で、頼んで食べたら残念だったなんて嫌じゃない?」なんて言う。「第一、〇〇ちゃん(長男は私をニックネームで呼ぶ)だって自分で頼んでおきながら 気に入らない味だと見る見る不機嫌な顔になるじゃないか。 食べ慣れた店が一番安心だよ♪」確かに言われる通りなのである。故に長男と外食に出ても食べるものが変わり映えせず、店にもメニューにも変化が無い。(ブログを記している者としてはネタに事欠くというものだ)で、今日も今日とてこちらの行きつけへ・・・ うづまき ふと看板を見れば・・・煮 干の二文字が目に入る。珍しく食指が動いたのか、別メニューを滅多に頼まない長男が「食べてみようかなぁ」なんて言う。元々田舎モンで、祖母が作る煮干出汁の味噌汁やおっきりこみで育った私も煮干には興味がそそられたので、親子で食してみることにした。 看板店舗の裏にあるという製麺室の大きなローラーの高い圧力で伸ばすという自家製麺は(【麺や食堂】の分もココで行われているらしい)【麺や食堂】の2号店ということもあってか流れる様な麺運び?!【麺や食堂】の芸術性に追いつこうと頑張っているフシがみえる。 煮干ラーメン posted by (C)くろすけcat昔懐かしい中華そばをイメージする様相で具の配置が麺を気遣って端寄りになっているのが【麺や食堂】っぽい。素麺よりちょい太いくらいだろうか?こんな細くちゃ食べ終わる頃には伸びちゃってるじゃん!とか思いがちだがその点抜かりは無い、食べ終わるまでしっかりした歯ごたえは存在する。隠れている具は豚、鶏2種のチャーシュー・ホウレン草・シナチク・ナルト・白髪葱海苔(プラストッピング分)それに煉り生姜が少々 煮干ラーメン posted by (C)くろすけcatいつもの濃厚醤油ラーメンに比べてしまうと脂っ気をあまり感じる事のない、まさにアッサリしたラーメンだ。祖母の出汁を思った煮干し臭さと【東池袋 大勝軒 節物語in本厚木】の喉に引っ掛かる様なクセになる魚介の量を想像 していたのだけれど、全く違っていた。一杯のんだくれた後にトドメに何か食べたいお方やら、お歳を召して「ラーメンなんてコッテリしたものなんて無理」なんて御仁にはうってつけの胃袋に優しいラーメンかもしれない。 いつもの濃厚醤油ラーメン posted by (C)くろすけcatラーメンなんてものは個人の味覚による好き嫌いがあって、店の個性だから好き嫌いを言わせれば人それぞれで、けして美味い、不味いは言うものではない。我が親子の様にココの濃厚醤油ラーメンが<自分の胃袋が今、一番美味いラーメン>と決めて足繁く通ってしまう(♪No.1にな~らなくていい♪自分にとってのOnly Oneですわな)要するに好みは他人にとやかく言われる筋合いのものではない。と、内心思っている。ので、次回もまたお邪魔する時はいつもの濃厚醤油ラーメンでお世話になるかな ネギメシ posted by (C)くろすけcat100円プラスで付くネギメシは胡麻油が香って腹持ち益す。長男はココに来店した時はタメ食いして1日1食で終わらせてしまう。 柚子ジュース posted by (C)くろすけcatサービスでプラスしてくれた柚子ジュースは食後のお口の中を爽やか~にしてくれるのだな♪ で、帰宅途中に以前から気になっていた【酒まんじゅうあります】の文字普通の饅頭には興味は全く無い私。でも、かりんとう饅頭が好物と言いつつ酒饅頭も秘かに好物だったりする。看板はあったって、どう見ても民家の家に入って行く感じなので、車で入り難いし、スルーしやすかったが思いきって入ってみた。 なずな posted by (C)くろすけcatよく見れば<味噌と麹の店>なずななんてある。調べてみれば自宅を拠点に、自社農場で生産した米や大豆を使った加工食品を、生産から加工・販売まで一括して行っているらしい。ふ~ん・・・(全く味噌には興味がない脳味噌をしていたりする)目立って酒饅頭を販売している様子には見えないが、そもそも酒饅頭の皮は単に<生地に日本酒・酒粕を混ぜている>なんて安直に思っていた私だが、ご丁寧なものなら<もち米と米麹(こめこうじ)で甘酒を作り、これを小麦粉に混ぜて発酵させた生地>で作るとか。米の生産加工もやっておられるのだから酒饅頭もあって不思議ではないのだな。 なずな posted by (C)くろすけcat人気もさすがに無く、店の中も従業員の声はすれども姿はない。(酒饅頭の「さ」の字もない)で味噌関連商品ばかり並ぶのでちょいと不安になるも声をかければ年配女性が現れ、酒饅頭を所望すると「蒸し時間が決まっているので、今は冷めたものしかないです。 予約してくれれば蒸したてもできます」とのことだった。せっかくなので5個ばっかり購入してみた<1個100円(消費税別)>見た目は懐かしいお婆ちゃんの蒸し饅頭風。さすがに蒸したてでないとあの独特の香りは殆んど感じないのが悲しい。「電子レンジで濡れたキッチンペーパー・・・云々」教えて頂いたがやはり面倒くさくても蒸し直すのが美味しくなるってもの。ふかふかもちもち感、香りのたち方が違う、やっぱ皮生地命♪酒饅頭 酒まんじゅう posted by (C)くろすけcatしかし、割ってビックリアンコが粒餡だった!幼少期、祖母がよく村祭りで買って来てもくれた酒饅頭、そこここで食べてきた私の酒饅頭に粒餡という文字は無かった。好みを言えば甘みの薄いこし餡なんだけど、ま、いっか蒸し直した酒饅頭はもちっとしてアンコは甘すぎず2個はぺロリッと食べれる。出来立てならもっと酒の香りプンプンなんだろうな~と想像しつつ美味しく独りで一日で全部頂いてしまったご馳走様~ 酒まんじゅう posted by (C)くろすけcat