泣けちゃうね~涙の出ない玉ねぎがあるなんて?!
玉ねぎを切っても涙が出ない人はこの世に存在するのだろうか?ハンバーグやらカレーを作る時なんてどうしたって玉ねぎをみじん切りにしなきゃならないし、我が家にはフードプロセッサーなんて便利品もないし、一昔前にあった手動のみじん切り器・・・ドコへ行ったやら?私なんて長ねぎも万能ねぎ刻んだって涙が出るんだからねぎと名の付くものは天敵なのだ。 涙が出ないようにする為によく切れる包丁を使う、水中めがねやゴーグルを使用するとか鼻栓したり、玉ねぎを冷蔵庫で冷やすとか水にさらすなんて私に限らず玉ねぎと格闘する為にあの手この手を駆使して料理に挑んでいるのだろう。ところが、昨今切っても涙が出ない玉ねぎが存在するという話を聞いて驚いた そもそも玉ねぎを切ると涙が出るのは、玉ねぎに含まれているアミノ酸と、玉ねぎを切ることで細胞がこわれて発生する酵素が反応し、硫化アリルという物質が発生、気体となって刺激される粘膜を保護する為に涙が出るという話だった。しかし、硫化アリルはニンニクやニラにも含まれる成分なのに切っても涙が出ないのは何故なのか???と、いうことで玉ねぎで涙が出る本当の理由を発見した上に驚愕の玉ねぎを作ってしまったのがハウス食品だというからこれまた驚きだ11月1日(火)TBS『この差って何ですか? 』で涙の出ない玉ねぎがあるという話題があった。ハウス食品はレトルトカレーの製造工程時に起こるロスを削減する為に解明・解決の研究を始め玉ねぎとニンニクを炒めると、緑色に変色する現象にアリイナーゼという酵素が関わっていてこの酵素がニンニクから調製した場合に比べ、玉ねぎから調製した方が緑色の色素が少なくなることに気づき、その理由を詳細に調べた結果、玉ねぎにはアリイナーゼ以外にもう一つの酵素があることを発見した。その酵素が玉ねぎを切るときに、涙が出る原因となる催涙成分合成酵素(Lachrymatory factor synthase )=LFSニラやニンニクを切っても涙が出ないのはLFSという酵素がなかったからなのだ。ハウス食品の研究は「涙は出ないが、玉ねぎの風味は強く、健康機能性も高い」という夢の玉ねぎをつくれる可能性を示した点が高く評価され、2002年イギリスの科学雑誌「Nature」に論文が掲載。2013年にはイグノーベル賞を受賞ハウス食品は酵素が少ない玉ねぎを発見しそれを育たてて、種を採取、その種から新しい玉ねぎを栽培しさらにその中から、酵素がより少ない玉ねぎを選び・・・の作業をひたすら10年も繰り返し涙の出ない玉ねぎを作り上げることに成功した。(野菜や果物に関する情報サイト やさもの 野菜の雑学HPより抜粋)涙が出ない玉ねぎはスマイルボールと命名され刺激物資がないので辛味が無く、甘さをおさえたりんごのような味わいが楽しめ水にさらす必要もないので玉ねぎの栄養素を丸ごと摂取できるとか。まだまだ限られた場所でしか手に入らなそうだが、1玉200円前後で販売されたそうだ。玉ねぎと言えば8年前に亡くなった伯母が玉ねぎが大好きで新玉ねぎは辛みが少ないからとたくさん買い込んで、サラダにして食べていたのを思い出す。辛くなく、涙することなくスライスできる玉ねぎがあると知ったらきっと食べたいって言うだろうなぁ~願わくば全国的に涙の出ない玉ねぎが販売されてで、いつの日か「昔は玉ねぎ切ると涙が出たんだよ」なんて話を孫あたりにできるといいなぁと思ったり・・・