2017年05月の記事一覧 | のらりんくらりん

扇風機を新調してみる

おそらく実家に帰省した時あたりに買ったんじゃないかなぁ～とか、記憶も定かでない１０年以上使用した２００３年製のIZUMI のタイマー付扇風機がこのところ回転するくせに風が来ないのでそろそろ寿命かなぁと、いうわけで購入したのが５月２９日。大きな扇風機も買ってはみたものの、場所塞ぎで次男に譲ってしまった。風を独り占めするには丁度良い。弱と強がある。音は煩いって程苦にならないので良い。何しろこのサイズでタイマーが付いているなんてこんな良いことはない。送料無料もありがたき幸せだ。と、思いきや私の購入した値段は２，６８２円翌日見たらナンテコトダ・・・３０日からセールでお安くなってるじゃん！レビュー書けば５００円ｏｆｆのクーポン券貰えるなんて・・・目に入らなかったし【あす楽】山善(YAMAZEN) 18cm卓上扇風機タイマー付 YDT-F182 ミニ扇風機デスクファンせんぷうき卓上扇首振り【送料無料】私の人生なんていつだってこんなものだ。（アトになってから気づく）と、諦めて早速使うのは人間様ではなく春巻きのタネ。酢飯やら、弁当やら、冷蔵庫に入れたい冷ますものに良いんだわ♪冷めるの早い、早い　　　　　

長男、マスクをどうぞ♪と持病の弊害現る

今年も長男が挑戦する国家試験の時期がやってきた。そんな長男が去年通っていた専門学校での今頃（国家試験１ヶ月前程）の講義の最中での話。教室には合格率約3％の難関資格を取得する為、日々地道に司法の勉強をする老若男女が集まって講師の講義に耳を傾けている。にもかかわらず頻繁に苦しそうな咳をする年配のオヤジがいた。夏風邪でもひいたのだろうか？日頃の勉強で不摂生したのか？それにしたって同情できないのは試験まで残すところ１ヶ月となった受験生が大事なこの時期に風邪をひくなんてだらしが無い。あろうことか、マスクすら装着していないことにオヤジの悪意さえ感じる。（向こう三人両隣りどころかこの部屋の人間、講師以外はすべてライバルだ。風邪をうつしたって知ったこっちゃないさｺﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯ）な～んて思っているんじゃないかと、他人に感じられたって仕方が無い。長男、数週間前に同じクラスの別の人から風邪をうつされひたすら宿泊先のビジネスホテルでサウナに何度も入り全身熱殺菌して風邪の菌をやっつけて寝込まずに済ませたばかりだったのに、またまた他人から風邪の菌を頂くわけにはいかないし、クラスの人がオヤジに何も言えず迷惑そうにしている顔を見ていたら思い立って行動に移すしかないと思ったようで・・・長男「咳き込むオヤジの前に『ハイ♪これ使って下さい、お大事に』って言って　　　マスク渡してあげたんだ」私　「マスク持ってたの？！」長男「外のコンビニで買ってきた」私　「そのオヤジ、代金よこしたの～？」長男「『あぁ、ありがとうございます』で終わりだよ。　　　『マスクしろよ！』だの『迷惑だ！』とかって文句言うより　　　笑顔でマスク渡してあげる方が問題起きなくていいだろ。　　　１００円で皆が安心して授業受けられるんだから安いもんだよ」思わず拍手してしまった私。で、その後に一言「でもさ、そんな奴に限って去年の合格祝賀会の集合写真に写ってルンだぜ」ﾄﾎﾎ　　　　　＜花言葉＞臨機応変な態度　　　　　　★　★　★　★　★　★　★　★　★　★　★　★　さて・・・長男、どうやら国家試験受験前は受難の時期でもあるらしい。５月に入ったばかりの夜中のこと。作業机でキーボードを叩いていた私の鼻先に漂ってきた異様な臭気に思わず鼻を覆って辺りを見回した。臭いの根源は・・・ど～もテーブルの向こう側のベッドで寝息を立てている長男。６畳程の部屋の空気が長男の吐息で汚染されている。マスクをさせようか・・・勉強疲れで寝ているのに起こすのも気の毒かと思い自分でマスクを装着することにした。以前、長男が口臭騒ぎをした原因が歯石、膿栓、親不知、アレルギー性鼻炎用の薬で口が渇くからなんてのであった。長男自身が「口の中からドブの臭いがする」だの「膿の味がする」とか言っていたが虱潰しに対処してやっと口臭の苦痛から逃れられた。他人の呼吸に害を及ぼし、部屋の中まで臭くなる程の口臭ではなかった。この数日、長男自身寝起きの口の中が最悪な環境であることを訴えてはいたので言いにくいなぁとは思いつつ・・・私　「昨夜っから部屋の中があなたの口臭が充満して　　　しょうがないからマスクしてた～」長男「えっ、そんなに酷かった？俺今日歯医者行って見て貰ってくるよ。　　　たぶん歯石も溜まってるからかもしれないし、　　　最近、奥歯がしみるから。　」そう言って数年ぶりに掛かりつけの歯科医に出向く。久しぶりの歯科検診だったので２時間程かかって、歯石も掃除され口の中も気分もスッキリ～～～と、言いたかったが今回驚きの結果を聞かされた。まだ３０代に入ったばかりの長男の奥歯にヒビが入っているという。歯にひびが入る原因には、日頃の＜歯ぎしり＞＜食いしばり＞があるらしい。（私なんて３０代の時藪医者に治療され隣りの歯にヒビを入れられたもんね）長男、噛み合わせが悪い上に持病のせいで左右足の長さが違い歩行にクセがある。その影響もあるのかもしれないとか。このまま放って置くと奥歯がボロボロになる危険があるらしく、医師が言うには歯に合わせてマウスピースを作り、それを夜寝るときに装着することで歯へのダメージを睡眠中だけでも防ぐという。マウスピースは保険が適用され５千円程で作れるらしい。今通院中である。で、口の中も気分もスッキリ～～～と、なったはずなのにその数日後言い出したのは長男「喉に圧迫する様な違和感があるんだ。　　　痛くも熱もないんだけど。膿の味がする」私　「歯医者で２時間も口の中を３～４人に手を入れられたとか言ってたじゃない、　　　色んな器具も使ってるだろうし、粘膜感染とかあるかもしれないし～　　　でも熱が出ないなら～　　　医者じゃないから分からないよ！耳鼻咽喉科探しなさい」で、隣町の総合病院に行ったがフラれてしまい、アタリハズレを嫌って入るのを止めた個人の耳鼻咽喉病院に入る。長男「慶応大学出身の医者で一度に３～４人の患者をさばいていて驚いたよ。　　　何に感染しているかは分からないけれど、抗生剤貰った」抗生物質は喉には直ぐに効いた。　　　　　＜花言葉＞私の苦しみを癒す人これまで受験の何ヶ月か前にあれやこれやと障害が多い長男飛蚊症、難病発見、埋状智歯に振り回され、大学時代から交際した彼女と別れたり、父親に借金背負わされていたのが発覚・・・etcそれに、漏れなおまけでくついてくるのは１０円ハゲだ。この３月に入って長男の頭上に通年三度目と思われるハゲが発見された。今回１０円どころじゃない５００円以上あるだろうか。原因はストレスともアレルギーの影響とも思ってはみるが、前回は願書提出するまでのあたりには毛が生えてくるので医者にも行っていなかったのだが、今回産毛すら生えてこない。「願書に写真添付するから髪の毛切りに行きたいのに行けない～　短くしたら余計ハゲが目立つぅ」そう言って今回長髪状態で写真撮影。先日、受験票も届いた。今年こそは国家試験突破して、山の中の軟禁生活から卒業できることを願う。

世の中は三日見ぬ間の桜かな~ラーメン屋諸行無常

ラーメン好きの長男の影響で休日ともなると厚木界隈のラーメン店に行くことが多い。行きつけのラーメン店も毎週の様に出向くとさすがに飽きてくるもので、「たまには間に違ったのを食べないと嫌になっちゃうだろう」長男がよく言う台詞だったりして。私なんて確かに一度好きになった食べ物は嫌いになるまで食べ続ける人で、その後よっぽどでなければ、ほぼ手に取らなくなるとか、目も向けなくなるとかしてしまう。最近ハマっているのが【麺や食堂】のしおそばで、毎週の様に食している。この店、長男の大のお気に入り店でもあるので「え～、もうあの店飽きちゃったぁ」私にそんな言葉を吐かれる危険を察知してか、長男は別のラーメン店に誘いをかけるのだ。先日、厚木の町外れにラーメン店が開店した情報を知り出向いてみた。　　　　　　　　　　　　　　麺や　みのまる　　　　　2017年1月11日オープンしたというネット情報によればラーメン好きなら誰もが知る超有名店【中村屋】の系列らしい。我らが訪ねる海老名市にある【中村屋】厚木のお山の麓の【ZUND-BAR（ズンド・バー）】厚木市近郊中村屋絡みの神奈川淡麗系ラーメン店が３店舗になったということかな（私の知る範囲だけどﾈ～）　　　　　　　券売機（画像クリックしてフォト蔵で元画像を見ればメニューが読めるぞ）　　　　　　　最近のラーメン店では珍しい？！座敷のテーブルが３席ある。真新しい座布団が分厚い・・・今、私がハマッている塩ラーメンがウリでもあるこのお店もちろん、注文したのは塩ラーメン＝『柳　塩』だ。　　　　　看板メニュー『柳　塩』は、あっさりした中にもコクと旨みが薫る塩ラーメン仕込みに6、7時間かけたこだわりのスープ修業していたラーメン店の塩ラーメンがベースとなっているとか。細麺と平打ち麺（５０円＋）が選べるので双方頼んでみる。塩味、美味いことは旨い。塩ラーメンは食す側の出汁の好みに左右されそうで、どうしても魚介系の濃ゆ～いのが好きな私としてはパンチあとひとつ欲しいかな。麺は基本平打ち麺好きな私としては美味ではあったが塩ではなく、醤油ラーメンの方がやっぱりお似合いかもしれない。次回は醤油ラーメンで頂いてみようということに。　　　　　餃子５個３００円ちょいと小ぶりの餃子美味水餃子も在る。【中村屋】【ZUND-BAR（ズンド・バー）】には餃子が無いので有難い～♪　　　　　神奈川工科大学が目前、（何故にこんな厚木の町外れに出店？とか思ったが、学生狙いがあったか～本厚木駅周辺は強豪店いっぱいだもんね）学生サービスアリ！味玉、大盛り、半ライスのどれかが無料基本情報はコチラそうそう、本厚木駅の北口に濃厚鶏白湯らーめん専門店【麺屋鶏とり】なる店もできたとかそのうち訪ねてみたいと思っている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて・・・私が飽きるほど食べたと言えばこちら【ラーメンうづまき】何しろ【麺や食堂】の姉妹店。以前、私が『【麺や食堂】のラーメンは好みじゃない！』とか言ってた頃コチラ【うづまき】に毎週の様に通ったこともある。姉妹店でも提供するラーメンは違うのだ。　　　　　お客の好みというのも変わることがあるのだろうが、ラーメン店も需要と供給の世界を生きていくには変化していくものだと、いうのを顕著に見せてくれた店かもしれない。以前、店名は【中華そば　うづまき】で＜中華そば＞と看板に銘打つ外観も地味なものだった。今じゃ外見、家系ラーメンに負けないくらいの頑張り具合　　　　　　　２０１１年　中華そばうづまきと味玉そば現在に至るまで外観、内装も変わりつつ、中華そばから濃厚醤油ラーメンへと徐々に変化をし、ラーメンの丼、見た目、従業員も変化をとりまぜつつ現在に至る。　　　　　２０１４年　濃厚醤油ラーメン（海苔トッピング）　　　　　２０１７年２月濃厚醤油ラーメン（海苔・味玉トッピング）　　　　　２０１７年３月濃厚醤油ラーメン（海苔トッピング）最近は、長男がラーメンの脂を気にする年齢になったこともあり中華そば寄りのラーメンがお好みの様子。昔の【中華そば　うづまき】を懐かしがっている。以前、カウンター内の男性従業員の方に「今のスープの味、変えたらお店に来ませんからね～」半分冗談、で言ったつもりだったが、お客の願いをいちいち聞いていたのではラーメン屋業界で生き抜いて行けないものなのだろうなぁ。２０１０年１２月にオープン、ラーメン店の寿命が平均５年位なんて話を既に越えて頑張りをみせておいでだ。飽きさせないメニュー・接客力の素晴らしさは＜麺や食堂系列＞の良さだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さてはて、オープンするラーメン屋もあれば変化するラーメン屋もあり、店じまいする店もある。【麺や　ぼんず】が賃貸契約上の都合で２月に閉店してしまったそうだ。息子達にラーメン好きにさせられたきっかけになった店、【東池袋大勝軒　節物語in本厚木】も閉店し、居抜きで２０１６年９月【郎郎郎（さぶろう）】という店に変わる。厚木の町外れには、どう考えても暇つぶしでやってるんじゃない？ってなお店とか、その場所は出店しても代々続かない場所なのに、ってなトコにできたラーメン屋とかもある。いったい、厚木界隈にはどれだけのラーメン店が存在しているのかは知らないが人気を維持しつつ生き残っていくのは大変なことだ。私が願うのは＜お気に入りの店が味が変わらないこと＞だけどまかり間違ってそんな日がきたら・・・またお気に入りの店を探すのも客としての楽しみってとこかなぁ

気がつけば思い出多しマメの花々

生まれ故郷群馬の市花はフジの花だったりする。私が成人する２年前位に認定されたらしい。名前の【藤岡】に因んでなんだろうか、とか思いつつ、毎年藤をテーマにした公園【ふじの咲く丘】で【ふじまつり】が開催される。何年か前に実家に帰省したのがたまたまゴールデンウイークあたりだった様で素晴らしく綺麗なフジの花とその香りを楽しむことができた。今は両親も亡くなって妹が実家を継いでくれているし、年に１度位は墓参りにも行きたいし、妹や姪甥っ子らとも顔を見て話したいものだがどうしてもひとつ成し遂げたい希望があるのでそれを土産話にでもしない限り実家には帰省できないと、フジの花を見るにつけ思ったりもするのだな　　　　　＜花言葉＞歓迎我が住む山にはこの時季ともなると野生のフジがそこいらじゅうで咲き甘く芳しい香りが漂って、場所によっては藤色のシャンデリアの様に垂れ下がったフジの花を見ることができるし、お山の緑が一時期藤色に変化する場所もある。（今年は見損なったよ～）　　　　　野生の藤　　　　　　野生の藤ご近所の枝垂れたフジに帰宅の道すがら鼻孔がくすぐられる。　　　　　猫も花見？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５月、フジと同じくして良い香りを放っているのが本名【ニセアカシア】別名【ハリエンジュ】子供の頃から【アカシア】と教わっていたので、花に興味をもつ様になってこの名前が贋（にせ）だと知った時はそれなりにショックだったものだ。アカシア蜂蜜やら昭和の歌謡曲に出てくる【アカシア】はこの【ニセアカシア】の事だ。本来正当に【アカシア】と呼ばれる花は【ニセアカシア】とは花色も形も似ても似つかないのだけれど、コレはコレで私は【ミモザ】と思い込んでいた。マメ科オジギソウ属が【ミモザ】マメ科アカシア属が【アカシア】と呼ばれるべき様で全くややこしい話であった。ちなみに【ニセアカシア】はマメ科ハリエンジュ属。　　　　　＜花言葉＞甘い誘惑昔、生まれた故郷には大中小と太さの違う三本の川が並んで流れていた。小川は神社裏からの清水が湧き出て集まった水が流れ出たもので川海老や小魚が棲む。大川は主流でナマズ、ザリガニ、ハヤ、メダカ等がいた。中川は水門で大川から田んぼ用に分けられた川でドジョウやシジミが獲れた。私の時代の子供の頃は、川で遊ぶのは危険だとか大人に禁止されることは無かったので川遊びはこの界隈の子供らには嗜みであったろう。もちろん、事故なんて起こった記憶もない。そんな大中の川を挟む土手沿いには背の高いニセアカシアが多く生えていた。ニセアカシアを見るとあの頃の風景が思い浮かぶ。　　　　　ニセアカシアニセアカシアを亡き伯母が「天ぷらにして食べるよ」と、聞いて驚愕したのを思い出す。＜クックパッド＞にまで載っちゃってるのもへぇ～～～～だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レンゲ畑小学生の頃、年下の近所の子達を連れてちょっと離れた田んぼまで【レンゲ】摘みに出かけ、夕方まで散々遊んで帰ってきたら大人たちが集まってコチラを見ている。何しているのかと不思議に思ったら、我が父が鬼のような形相で私に近寄ってくるのだ。殺気を感じてその場からモウダッシュで逃げようとしたが下駄履きだった私はコケてしまった。すかさず私の脱げた下駄を掴んだ父は、私の頭目がけてその手を振り下ろした。何故私だけ怒られるのかよく分からず痛くて泣いたのを覚えている。父が亡くなる数週間前に電話口で「殴ったのは親としての体裁なのは分かるけど　娘の頭を下駄で殴るなんていくら私が一番年上で、　年下の子達を遅くまで連れ歩いた責任あるからって酷いよね～」と、当時のことをぼやいた。「しょうがねえだんべ、おめえが悪かったんだから」笑って誤魔化した父を思う。　　　　　＜花言葉＞あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カラスノエンドウの花が咲き、じきサヤエンドウに似た実がぷくぷくと膨らみ出すと子供心にウキウキしてくる。丁度いい頃合に膨らんだ実をもぎ取って笛にして音を出す。サヤの膨らみ方、作る過程の手入れ加減で音の質も出方も違う。お気に入りの笛ができるとしばし高らかな音をたてながら田舎道を歩く。何故か「しびびーびー」と奏でる。　　　　　＜花言葉＞喜びの訪れ植物を使った笛を子供の頃はよく吹いたものだ。曲を奏でるッて～ほどの技はなかったが、スズメノテッポウやアカシアの葉とか柔らかな葉を使って音を出した。ほおずきの実なんて祖母が教えてくれたけれど、結局鳴らせなかった。中でも一番のお気に入りはカラスノエンドウのサヤで作った笛だ。現在、半世紀過ぎたいい年になってるけれど、年に１度は良い具合に膨らんだカラスノエンドウのサヤで笛を作る。子供の頃よりは数段、音を出すのは上手くなっている。ヘンな技まで身についていたりして・・・山の麓に住んでるから時季になればそこいらじゅうに生えているもんで。何年か前、家の中で音を出していたら長男に「煩いなぁ～、いい年して子供みたいなことしてるんだから」「やってみる？」と問えば「犬の散歩道に生えてるんじゃない？！」「・・・」　　　　　カラスノエンドウ気がつけば豆の生るマメ科の花ばかりに思い出がある。

あの日の空はどんなだったかなぁ～

夕方、大山の方角が眩いので見ればこの場からちょこっと見える富士山の左側から大山の上を抜けて右の東京方面にモクモクとかたまった雲の辺りまで光の筋が引かれていた。別にこの日の空とは関係ないけど・・・中学の時、できれば読んだ方が良かったろうけれど冒頭部分だけでも覚えておくと高校入試に役立つからという話で『雪国』や『坊ちゃん』『羅生門』とか出だしだけ覚えた。運良く出た・・・夏目漱石の小説『草枕』の冒頭山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。理屈だけで動いていると、人と衝突する。人の気持ちを考えすぎて情で動いていると、自分の考えを伝えることができず、相手に対して折れてばかりになる。自分の意地を主張すると、この世は行きにくい。とにもかくにも人間社会は思惑通りにいかない明日も晴れるといいなぁ

姿を見せた謎に包まれた車体と独り運転中の暇つぶし

仕事は自動車で通勤しているのだが通勤途中は＜独り＞ということもあって運転中にすることといったらお気に入りのラジオ番組を聴くとか、声を出して独り言をブツクさブツクさ吐いたり、目に入った他人のファッションチェックや、道端の花の名前を思い出すとか、前を走る車のナンバーで暗算とかもある。時折前の車のナンバーを見て独り歓喜することがある。神奈川じゃ滅多に見ない地方や自分の生まれ故郷のナンバー【群馬・高崎・前橋】だと「おっ！何しにココまで来たん？！無事に帰れよ～」とか思ったり。ご当地ナンバー【富士山】なんてナンだか有り難味を感じて「ラッキー♪」とか思ったり。思わず車中で大歓声をあげたのは、すぐ前方を走るのが同じナンバーの車だった時と～私のナンバーの連番だった時だ。（例えば私が８８－７８だったら前車が８８－７７とか）撮ったってブログにアップできないし、いけない事とは思いつつ、嬉しいあまりに信号待ちで思わずカメラを引っ張り出してシャッターを押してしまったりする（だってこんな偶然♪確率出せるモノなら出して欲しいとか思うワケ）車中で独りカラオケなんて歌うのは大嫌いだから無理無理、今時車中でテレビがついているのは普通なんだろうけど、私なんて絶対見入っちゃうから危険、危険。だいいちアナログ人間な私はカーナビ、スマホ使ってないし孤独な車の運転なんてしていると、車中での暇つぶしなんて高が知れている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お山の我が家には空いてる土地があっても駐車する場所にはなっていないので夫婦各々別の月極め駐車場を借りている。我が連れ合いときたら廃車にする車をいつまで経っても置いたままにして処分せず、毎月５千円を支払っている。連れ合いの自腹だしもう、言うのも面倒くさいので放置している。で、私の借りる駐車場にも我が家が引っ越す１０年以上前から料金を支払いつつ放置されている車があった。あまりにも長いことこんな状態なものだから（もしかして車の中には見てはならないものでもあるんじゃない？！）なんてよからぬ想像までしていた私・・・　　　　　ところがどっこい！先月のことこのシートが外されたのだ。ちょうど持ち主さんらしき人が車の中を整理している場面にでくわした。中からその姿を出したのは左ハンドルの骨董車だった古いものを見るのが好きなのでついつい写真まで撮らせて貰っちゃったりして。自動車には全く興味が無いのだけれど、パーツだけ見てるだけでもちょいと楽しい。　　　　　フォルクスワーゲン・カルマンギア　　　　　しかし、どうして今時分になって十年以上も被せていたシートを外したのか？私の想像はまたまた始まってしまいそうだ。