長男、万葉の湯で友人と司法書士談議する
先週、年に一度きりの司法書士試験が終わった。とりあえず、8月7日(月)法務省が発表する択一問題の正解、基準点がわかるまでは落ち着かず、 9月27日(水)の筆記試験合格発表まで首をろくろ首並みに長くして待っていなければならないのが日々もどかしい。司法書士予備校のHPを覘き見れば、試験を終えた直後は立場によって試験後の過ごし方が変わってくるので自分が置かれている立場を早急に自覚することが大切とある。合格を確信する人は、二次試験の口述試験の学習と訓練をしなければならないし、不合格を自覚している人は、来年に向けて対策を立てるか司法書士試験受験はやめるかの2選択。一番生殺し状態が続いて苦しみもがいてしまうのが合否が確信できない人だろう。司法書士試験の採点方法は、私の様な凡人が考える単純な採点方法ではない。午前択一・午後択一・記述試験それぞれに基準点があってその3つの試験どれかの基準点が1点が足りないばかりに不合格になる世界で、自分の取った点数がハッキリわかるのは択一のみで記述試験は合否通知が郵送されるまで点数すら分からず仕舞い故に、仮に択一で基準点を取れていたにしても記述でどう採点されるかそれを待つ間、受験者の精神の不安定は続くのだ。合格を確信できるほど記述が容易に解けた人ならともかく。長男、一昨年は受験直後に司法書士予備校で行われる奨学生選抜試験やバックアップ試験を受け試験の結果次第で受講講座料金が5%~100%割引かれるクーポン券の高額割引を自力で得ることが出来た。財力の無い母としては真に有難いことで、都会の予備校に通わせてやることができたのだった。人との交流を好む長男としては充実した時間と学力と友人を得ることができ、何よりの一年ではあったが結果はもう一分張りだった。めげることなく対策を立て、去年の今頃は既に次の試験の為に勉強を始めていた長男。で、今年はちょいと長男の様子が違っている去年は長男、不合格であることを自覚しているクチで、手元にある膨大なテキストや基本書やなんやらかんやら山と積み上げた紙の山を片っ端から制覇していった様だったが、今年は長男、試験を終えて何を始めると思ったら既に不合格を確信してしまった友人らを叱咤激励しはじめたのだ。「ダメだろう、俺と同じくらい年月かけて頑張って来たのに 〇〇ちゃん(友人の愛称)、今年落ちたら司法書士は諦めるって言うんだよ。 俺は誰が何て言ったってこの世界を諦めることはできないから やめようとは思わないけど、今まで努力してきたことを無駄にさせたくないんだ」 そう言いながら今年も試験後に行われた司法書士試験予備校の割引を狙った試験を受験しに友人〇〇ちゃんと共に向かった長男。 【花言葉】 あなたの助けになる( ムラサキケマン)横浜で一泊した長男、友人と共に宿泊したのが先日我が親子も宿泊した万葉の湯ここで初の裸の付き合いをし、腹を割った会話をしたらしい。年齢はおそらく10歳程開きがあるやもしれない司法書士試験受験者同士。長男三十過ぎて大学在学以来久々に話の合う同性に遭遇した様だ。(昔から精神年齢が高いので同級生では相手にならず、親は子供扱いされる) 【花言葉】明日への希望(ウグイスカズラ)長男横浜から帰宅すると、「〇〇ちゃん、今年一年また頑張るってさ。 魂入れ直してきた!元気になって帰って行ったよ」長男、人に発破をかけるのは得意である。コレまでの人生何人がそうされたか・・・ネットの中でも、色々元気にしてあげた人がいることを聞いている。感動、感激、感嘆させてくれることが多々ある。 【花言葉】少し欲望 (コバノズイナ)それにしても、長男今年は去年の様な勉強対策は一切していない。どころか、司法に関係ない本を読んでみたり暇を持て余している様子。母の希望的観測では今年は「とりあえず指の先っちょでも、髪の毛1本でもいいから 合格ラインに引っ掛かってくれている」と、信じている。長男としては合否どちらに転んでも、今までの勉強量を味方につけている分ちょいとは余裕がある様に思える。今年は結果に従うだけと思っているのではないだろうか。