ブンブンブン蜂が飛ぶ~♪お家の周りに、お花も無いのにブンブンブン
長男は虫が嫌いである。長いこと山に住んでいればその存在には慣れてくるものだが目前に現われたりしたら、それこそ虫だけに無視出来ない様でゴキブリ、ハエ、蚊、ムカデ、蟻なんぞは当然の如く執拗に追い掛け回し撃退するのが得意だったりする。(私なんて「大丈夫、虫だってじっとなんてしてないでどっか行っちゃうから」で よっぽど鬱陶しいか、害がでなけりゃ追いかけない)そんな長男に本日新たな敵が現われた。 (イメージ)早出出勤した上に残業続きで爆睡中の私の耳に長男の声が飛び込んできた。「蜂だ!部屋が蜂だらけだッ!!」私 「もう~~~うるさいなぁ! 疲れてるんだから蜂がいたからって大騒ぎしないでよ。 まだ今日早出しなきゃなんだからぁ。 スズメバチじゃなければ大丈夫でしょうよ」オオゲサナヤッチャ~長男「刺されたら大変だと思って言ってるんだぞ! 蜂が母ちゃんの寝ている場所にも飛んでるんだから」ヨクネテラレルモンダ!私 「アシナガバチ?クマンバチ? ミツバチならヘタなことしなきゃ刺さないって、 私なんて子供の頃手で掴んで遊んでたくらいだからさ~ 刺されたって大したことないって」ネムイノニ~長男「風呂場、リビング、台所、玄関全部だからな!もう20~30匹は 殺してるはずだけど、まだいるんだ!」イイカゲンテツダエヨ~シブシブ目を開けば殺虫剤片手に血相を変えて蜂を追いかける長男がいた。テーブルの上にもがき苦しむ蜂も見えた。まだ部屋の中をブンブン羽音を立てながら必死に飛び交う蜂もいる。長男「窓の外見てみなよ、まだ何匹も飛んでるから!」あまり長男が必死なものだから仕方なしに寝ぼけ眼で起きて窓の外を見れば仲間の危機が伝わったのか、これまた必死に飛び交う何匹もの蜂達の姿がある。私 「嫌だ、アレがどんどん侵入してきたら大変じゃん!!」で、そこいらヘンに落ちている半死半生の蜂を菜箸で摘まみながら収集し始めることにした私。テーブル、風呂場や台所の窓の桟、床・・・どうみても、この蜂はミツバチだ。寝ぼけ眼で長男が殺虫剤をかけた蜂を集めているうちにその数の多さに苦笑してしまった。ネット情報だと・・・1匹のミツバチが人を刺すと、体内から毒針が抜け、近くにいるハチを刺激する臭いがあたりに広がり、その臭いが周りの仲間に刺激となって伝達され 次々と刺しにくるそうだ。ミツバチが1匹、2匹なら窓を開けて追い出そうとしたかもしれないが、花に集まる2~3匹のミツバチを相手にした田舎モンの私でも、家の中に何十匹ものミツバチが飛び交っていたらいくら益虫だの、蜂蜜集めてくれるからって、『みなしごハッチ』がミツバチだったからって、思わず殺虫剤を片手に噴霧し続けていたかもしれない。 それにしても、窓も開けていない家の中にどうやって入って来たのであろうか??家が傾いた隙間だらけのあばら家ではあるけれど、そんな大量のミツバチが入って来れる場所がどこにあるのか察しがつかない。長男が蜂の存在に気がついたのは入浴中の風呂場だったらしい。幸い外に飛んでいるミツバチは数時間で姿を消した。我が家の摩訶不思議???