子供の日は息子と共に・・・イタくて不可思議な日
五月五日は子供の日♪親にとっては自分の子供はいくつになっても子供であることは変わりない・・・次男は日頃、山の麓の一軒家に一人暮らしているのだが朝早く、夜遅い仕事の為かなかなか身の回りの事ができない。それは仕方がないこととは思うから週末は夜勤帰りにわざわざ行って多少のお世話をしてはいる。が、次男は五月のゴールデンウイークは9日間も休みがあって天気も良い日が多かったのだから、少しは溜めた洗濯ぐらいやったって良かろうものなのに・・・やってない。私 「あなたねぇ~、今まで何毎日やってたのよぉ!! 明日から会社あるってのに制服も洗ってないじゃない」 次男「・・・」(顔は困った様子をしつつ、笑ってごまかしパソコンの前に座ったまま)私も急な4連休になったこともあり今回はお泊りして、衣替えとゴミ出ししてあげようと来たのに・・・やることは山の如しになる。早速、冬用敷きパッドと毛布地の布団カバーを洗ってベッドの後ろにある引き違いの窓から物干し竿に干し・・・た(本来なら、洗濯ものを持って、靴を履き玄関を出て、雑草の生え始まった庭を通り干すのが全うな主婦のやることなんだろうが、物干しの高さがベッドの上と同じ高さなものだから、ソコは面倒くさがりの私のやること) までは良かったのだが何の気なしに物干し竿に両手と半身の重さをかけてしまった。 途端!!ガシャ!ドサッ!「う゛ううう~~~~~!!」次男 「どうした?!」物干し竿は洗濯物を被ったまま 真っぷたつ私は窓外には落下はしなかったものの、木の窓枠に思いっ切りミゾオチを打ち付けて声も出せずにベッドの上にうずくまり動けない。 この物干し竿、買ってから15年以上は経過して雨風にさらされたままなのでもうとっくに寿命切れの様で。ステンレスが巻かれた中が錆びていた様だ。そういえば・・・小学生の頃大人の腰位の高さがあるところから石の玉垣上に飛び移ろうとして、着地しそこないミゾオチを打って以来の息が止まる程の打撃次男「大丈夫?打ち身ならいいけどさ」私 「い・・・痛いよぉ。あばら骨ヒビ入ってたらどうしよう 干し竿みたいに折れてたらどうしよぉ~」服を恐る恐るめくってみれば赤くもなっていない。どうやら単なる打ち身で済むかもしれない。(この後、3日経過後まだちょっと傷む) ● ● ● ● ● ●さて、子供の日の夜も更けて次男が眠りについたベッドの足元に座り込んで久しぶりの裁縫を始めた。次男の着用する職場のユニホームのズボンが裾上げしないで穿いているので踏みつけてボロボロになっている。少しでも身の回りを気にする男性なら、自ら100均で裾上げテープを買ってアイロンがけとかやりそうなことなのだけれどね。我が家の次男は至ってそんなことは気にしない。見てる方が恥ずかしくなるので、母親としては♪母さんは夜なべをして♪裾上げやってくれた~♪くらいのことはしてあげなければならんだろう。と、思ってしまったこの日。しかし・・・次男の住む家にはあいにく裾上げテープも無ければアイロンも何処に行ったか見当たらない。針と糸は私が置いておいたのがあるのだけれど(趣味でやってたビーズ手芸用のが山ほど)長年持病の手根管症候群で指先に感覚が無いのとすぐ痺れて痛くなるのでココ数年まともに裁縫なんてやれた事がない。まあ、休み休みやればできるかもしれない、明日も休みだし。と、始めたのは午前0時ちょっと前痺れて痛い手をたびたび振れば少しは紛れるが指先に針を持っている感覚が鈍感なせいか、針先を刺す・・・痛い木綿のズボンに針を刺すのは結構難儀だし。裾上げするズボンは3本あって、1本やり終わるのに1時間近くかかってしまう。😥ヤレヤレそれでもどういうわけか2本目も後半にさしかかって不思議と手の不自由さも気にならないくらい順調になってきた。3本目に入って間もなく不思議なことが起きた・・・(あんまり不思議過ぎて写真撮ってしまう)糸は2本どりで裾上げしていたのだけれど、針が糸から不意に抜けた。糸が切れたのかと思い、よく見ても縫いかかりの位置からつながってちゃんと輪になっている。考えたら、ビーズ用の糸だから強度があって普通の縫い糸より切れにくかったりする。「えっどうして針が抜けたの?」生地が厚いから針穴が欠けたのかもしれない、目が悪いし、ちょいと暗がりだからきっと見えないのかもね。とか、思って先日買った100均マクロレンズで撮影を試みるも・・・「か、欠けてない」何処かで知恵の輪状態がおきたのだろうか??(まるで種のわからん手品を自分でやらかした気分)こんな時、理系の人がいたら解明してくれるのだろうか??(『ガリレオ』の湯川先生みたいに)それよりも何よりも、途中で針が抜けちゃった!どうすりゃいいのよ~と、何気に時計を見れば草木も眠る丑三つ時5分前・・・目に見えないナニモノかにいたずらされたのだろうか・・・(なんてことは信じないことにしている私)途中まで縫ってあるし、仕方なく糸をちょん切って針を通して・・・と、やり直し、何とか終わって午前3時。周りを片付け一息つこうと再びベッドの端に座ろうとしたもののマットレスの位置を見誤って、思い切り尻餅をついてしまう。ドサッと、音を立ててお尻を強く打ったものだから「いッたぁ~」と声を出してしまい騒ぎで起きた次男に「どうした?」と声掛けされる。「何でもない~~、尻餅ついて起きれないだけ~」と、言いつつ昼の胸部打撲もあって、Wの痛みでジタバタしている。ナンだか臨終前のゴキブリ状態に思えて内心笑えた。この後、朝7時に次男を見送るまで家の中を片付けた私であった😥ヤレヤレ ● ● ● ● ● ●で、翌6日山の麓の次男の家から帰宅途中、アパートで爆睡中であろうの長男の為に朝マックを買い込む。長男は幼少期から朝限定のエッグマックマフィンが好物。私 「ホレホレ、朝マック買って来たぞ♪」長男「あぁ、ありがとぉ~」起こされるのが嫌いな長男でも、好物をチラつかせれば機嫌良く起きてくれるし、日頃「寝起きは食欲無い」とか言いながらマックが冷めたら不味いので、寝起きでも食す。早速に、私も便乗してエッグマックマフィンを頬張っていたのだが何やら口の中に違和感、卵の白身のコゲかなぁとか思いつつやたらアタリがよろしくないので出してみる。長男 「何卵の殻」私 「うん、卵もろくに割った事の無いバイトにでもやらせたのかね」私の勤務先の食品会社でも卵の殻は問題視されていて異物混入でうるさく言われるモノのひとつだ。マックでもクレームされている様なので・・・私 「家でやったって卵の殻入るなんてあるしね、 人間のやることに完璧を求めちゃダメだよね~ 今回は無かったことにしてあげよう♪」ナンてことを言ってると、長男の様子がおかしい。長男 「アレ・・・オレも・・・殻入ってたみたいだけど・・・ あ゛~めんどくさい、食っちゃえ!! カルシウム、カルシウム・・・」長男食べてしまった様だ大人になった子供の日はこれにて終了。