手根管症候群と診断されて何年経ったであろう・・・
40代半ば過ぎから始まった手の病気は、10年程の付き合いになるのだろうか。
一時良くなった様に思えたが未だに続いている。
このブログを始める前からの持病ではあったのだけれど
当時の診断では手の使い過ぎが原因と言われていた。
お医者の言うことを信じてはいたが、今思えば利き手だけならまだしも
両手が使い過ぎだなんて、ものぐさで大して器用でもない私が
そんなわけないよなぁ~
バネ指は二度程なった。
一度目の右手中指は付け根に注射を打ってなんとかなった。
二度目の右手薬指は動く様になったものの数ヶ月すると、
局所麻酔薬兼抗不整脈薬(ステロイド剤含む)を打った薬指の付け根に
直径0・7ミリ程のシコリができて、何ヶ月もコリコリ痛くて邪魔になる。
(普通なら注射した病院に行くだろうがそのうち消えるだろうと我慢する私)
いい加減自然消滅してくれないかと思っていたら、
今年の夏「アレッ?!」と消え失せていた。
自然治癒できたと喜んでいたのも束の間であった。
では、そのかわり~とばかりにホボ同時期に
急に痛み出したのが左手の中指だ。
職場で10キロ~20キロ以上あるものを持たなければならないのに、
両手で鷲づかみすると中指が曲がらず左は4本の指で掴む。
まかり間違って曲げようものならズキッと激痛が走る。
第二関節が曲げられないのだ。
指のシワが無い・・・どう見てもムクんでいる?嫌、腫れているのか?
最初は骨折か突き指でもしたのかもしれないと思っていた。
「医者に行ったらきっとレントゲン撮影だよなぁ~」
食品会社だからギプスなんてなったら、手袋できないから仕事にならないジャン!
な~んて考えただけでも医者に診て貰うのを諦めた。
無理に曲げなければ痛みは無い・・・私の手、今度はいったい何になった?!
手の痛みの話を勤め先の同僚Oさんに話すと、
「私は指先が曲がってしまうの。
今はこの指が痛くてね、曲がった先は痛みは無くなったのだけれど・・・
祖母も同じだったから遺伝なのかもね」
なんてぼやいていた。
目の前に差し出された彼女の華奢な手を見て驚きを隠せなかった。
全てではないが彼女の両手の親指と人差指以外の第一関節は可哀想な程曲折し、
第二関節はコブ状になって変形している。
「リュウマチじゃなくて、トシのせいだって言われたの
いっぺんになったんじゃないんだけど・・・治らないみたい」
手の病気ってまだまだあるのだなぁ。
そういえば同じ様に変形した指を同僚のKさんに見せて貰ったことがあった。
もしかしたら二人とも同じ手の病なのかもしれない。
普通自分はまさかそこまで悪くなる病だとは思いもしない。
腱鞘炎、手根管症候群、バネ指、テニス肘なんぞを経験し、
手首・肘はは弱くてギクシャクするので最近はサポーターは欠かさない。
手のこわばりは欠かすことなく毎日で、
全ての指の中にある筋がドコか一点で動きを制御された様に
強く握り締めることを拒否する。
職場ではニトリル手袋3枚、ビニール手袋1枚での作業
養生ギプス・・・じゃないけれど、これで何故か動く私の指達。
まさかなぁ・・・
Oさんに病名を聞かせて貰えなかったのでネットで調べてみた。
どうやらこの手の病気、更年期が関わってきている様だ。
更年期は人それぞれだろうが、
閉経をはさんで前後約10年間(45歳~55歳位)を言う。
その間の女性ホルモンのエストロゲンの極端な減少によって起こるさまざまな症状を
更年期症状と呼ぶそうである。
そもそも更年期障害というと一般的には
のぼせ・イライラ・憂鬱などの症状が言われるみたいだけれど
半世紀半ばを過ぎた私はこれまでこの症状は更年期障害として経験がない。
年齢的に要は『年(トシ)だから』という言葉に片付けられる症状なら
手足の冷え、しびれ・肩凝り・関節の痛み・立ち眩み・肌、目、口の乾燥・耳鳴りなんて
普通に若い頃には無かったのに、『年だから』で実感している症状が
更年期症状に含まれていたと言われれば、今更ながら「私、更年期だわ」と納得できるのだ。
手の不調も更年期症状の一種であると近年分かってきたらしい。
具体的に手だけの症状で言えば
こわばり、指のグーパーがし難い、ボトルキャップが開けられない等だが
専門家に言わせると、指の変形は
メジャーな更年期障害が起きない人に多く見られるそうだ。
関節の痛みからの延長で指の変形とくるのだろうな。
で、Oさんの手の病名は後日確認したのだがこの2つ
第一関節の変形がへバーデン結節
第二関節の変形はブシャール結節という。
Oさんの場合は双方発症した。
私の新たな痛みは第二関節でまだ関節の形状変化は見られない。
リュウマチではなさそうだし、
でも痛みと腫れが今年の夏から続いているので
ブシャール結節ではなかろうかと思いだしている。
女性ホルモンのエストロゲンは関節の動きを滑らかにする働きもあるという。
更年期でエストロゲンが不足となれば関節にも不具合が出てくるのは当たり前
エストロゲン不足によって関節や腱が腫れるようになり、
母指CM関節症、腱鞘炎、手根管症候群など更年期以降の女性に多くみられるのは
エストロゲン不足が所以であるともある。
さすれば私の手の病はおおよそ更年期の仕業ってことになる。
産経新聞の2018年8月25日の ネット記事にこんなものを見つけた。
【痛み学入門講座】指曲がり症には豆腐と「エクオール」
エクオールは・・・良さそうだけれど
私なんてサプリメントに手を出す余裕が無い。
とりあえず指が曲がってしまうのも嫌だし、今の痛みと腫れと進行を軽減するには
テーピングしか思いつかない。
本格的なテーピングはせずとも、保護して固定できればいいから
包帯を軽く巻く位で十分かと思い、百均に行って驚いた!ワオ
百均には取ったり外したりが楽な包帯が販売されている。
くっつく包帯はかなり便利で何度か繰り返し使えるので
水仕事の時、外してまた撒いてなんて容易にできるのがありがたい。
今の私の手にこわばり・痺れ以外に痛みと変形が加わらないように・・・養生、養生