テーマ:50代の視点と日常(1298)
カテゴリ:のらりくらり
台風15号が上陸するとのこと。
やって来るのは8日夜から9日未明・・・とか 夜勤労働中なのでちょっと安堵する。 出勤途中の雨風なんて誰だって嫌なものだ。 24時間稼動している会社に勤めているとどうしたって 台風で大荒れの時間だったとしても、出勤しなきゃいけない! ・・・なんて義務感があったりする私・・・ソンナショウブンダ (以前勤めた24時間営業の洋菓子会社は、冬場大雪積もって車出勤できなかった。 でも長靴はいて歩いて出勤したもんね) で、夜勤仕事が中盤頃になると工場の外で鳴き喚く様な風の音が聞こえる。 密閉されて窓も無い職場で外の天気なんて全く分からないときてるから いささか不安になる。 「こんなに強い風が吹いて停電にでもならなきゃいいけど」 なんて内心心配していたら・・・休憩明けに大騒ぎ 「水!水が出ない!!」 電気の心配をしていたら不意をつかれた様に断水になった。 水だって出なきゃ困る、何しろ食べるもの作っているのだし。 2~3時間経過したろうか、回復したのが朝方5時過ぎ。 思ったより早くて安堵する。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 帰宅途中、 いささか不安になったのはラジオから流れる電車の運行状況だ。 運転見合わせが相次ぐ。我が長男の出勤も危うい。 それ以前に町の境界線に沿って這う線路の踏み切り、 そこの遮断機がどういうわけだかいつまで経っても開かない! この線路を渡らない限り自宅にすら帰れないのに 待たされているのは10分、20分なんてものではなかった。 通勤・通学時間が迫って来るにつれ道も混雑し始めた。 おそらく台風の影響で何かが起きたに違いないことはわかっても どうしてこんなに待たされるのか理由くらいは知りたいのが人の常。 (こういう時スマホとかあると便利なんだろうな、ツイッターとかいうので・・・)ガラケーダシ 仕方が無いのでUターンして遠回りになるが別の道を選択した。 (後に解体工事現場で足場が崩落し、線路内に資材の一部が散乱した為と知る) で、再び驚いたのは、そこかしこの信号機が「あっちむいてホイ」状態! この日以来、信号機の向きが強風によって変えられてしまった箇所は 私の行動半径内だけでも6箇所もあった。 (強風で信号機の向きが変わったのなんて初めて見た私) 事故につながりそうな極端なものは無かったけれど 強風で被害にあった箇所の総数を数えたらどれだけになるのだろう?! 連絡を受ける最寄の警察署は大変だろうと察する。 結局、足の悪い長男は電車出勤を止め臨時休業。 どこの駅も混雑と長蛇の列で、どう見てもスムーズに電車が動くとは思えない。 無理は禁物・・・ 台風15号は記録的暴風雨となったというニュースであった。 専門家が語るトコロによれば、 今回の台風15号も温暖化の影響を受けていて 今後更にこういった強い台風が上陸する恐れがあるらしい。 温暖化の影響というのは台風の形態も変えてしまうのか・・・ 今迄生きてきた半世紀以上の間、 我が住んできた地ではこれまで台風で大きな被害を受けた記憶が無い。 幸いなことなのかもしれないが、 これから起こりうる台風で被害を受ける可能性は大いにあることは 覚悟していなければいけないのかもしれない。 只、台風と言って思い起こすことがひとつあって・・・ 今は亡き母と伯母を連れて思い出づくりに 伊豆半島の旅を計画した時のこと。 2004年(平成16年)の10月だった。 強い勢力のまま10月9日16時頃、 静岡県伊豆半島付近に上陸した台風22号は 石廊崎で最大瞬間風速67.6m/sを観測 東日本に戦後最大級の勢力で上陸した台風と言われている この台風22号が残した傷がまだ生々しい時に 私は二人を連れて伊豆半島に来てしまったのだった。 3泊4日で車で伊豆半島を巡る旅は、何ヶ月も前から自ら企画したもので キャンセルは考えもしなかった気がする。 おそらくあれほど甚大な被害を受けているとは想像もできなかったのだろう。 西伊豆の海沿いでの土砂崩れや通行止め、 車で移動中、民家が土砂に覆われた姿もあった。 熱川では旅館の仲居さんから宿泊客が停電の中食事をした話を伺った。 修善寺では狩野川水系の支流である桂川(修善寺川)の氾濫。 一帯の温泉旅館や売店が泥塗れになり一時営業停止 修善寺温泉のシンボル独鈷の湯が土砂に流され跡形もなかった。 私自身、出かけて後悔する場面がいくつかあった。 いくら観光地でも、台風の被害に遭った人達にとってこんな大変な時に 観光気分で訪れる人を見るのも複雑なものがあったに違いない。 独鈷の湯 独鈷の湯が、以前川のほぼ真ん中に存在していたことで 水の流れが悪くなり、川の氾濫につながってしまった為 2009年4月前の位置よりも19m下流に移設されていた。 上の画像は2013年友人とツアー旅行で訪れた時のものだ。 川に跡形も無くなっていた独鈷の湯を見たあの日以来、 修善寺での残念だった記憶がこの日書き換えられたことに 心に灯りがともせた様だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月08日 10時35分31秒
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