食欲の秋と言うわけなのだろうか?
この秋のドラマは食に関わるドラマが多い。
食い意地の張っている私には、どれも毎回楽しみだったりする。
「新米姉妹のふたりごはん」 テレビ東京 毎週木曜 25:00~25:30
柊ゆたかの同名漫画を原作に、山田杏奈と大友花恋がW主演
親の再婚を機に、同い年で突然姉妹となった女子高校生が“料理”を通して絆を深める。
料理は苦手だがおいしいものを食べることが好きな外交的な姉・サチ(山田)と、
内気だが料理が絡むと目を輝かせる妹・あやり(大友)の姿を描く。
「グランメゾン東京」 TBS系 毎週日曜 21:00~21:54
慢心から全てを失い、どん底に落ちたカリスマシェフが、
世界最高の三つ星レストランを目指して再び立ち上がる姿を描く
ヒューマンストーリー。
フランス料理の天才シェフ・尾花夏樹役で木村拓哉が主演。
「江戸前の旬season2」 毎週土曜深夜0:00BSテレ東
九十九森とさとう輝による漫画「銀座柳寿司三代目 江戸前の旬」原作に
須賀健太がすし職人・旬を演じる第2弾。
旬は、父であり二代目の鱒之介(渡辺裕之)の病気を機に、
本格的に店を継ぐ決意をする。そんな旬の意気込みや才能
、技にほれ込む常連たちや新しい客とのエピソードの他、
人間として成長していく姿を描く。
「おいしい給食」 毎週水曜夜9:00ほか/tvkほか
1980年代のとある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)と、
給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)による、
どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディー。
甘利田と彼を取り巻く子どもと大人のさまざまな人生模様が、
食欲をそそる給食バトルとともに紡がれる。
「深夜食堂4」 毎週木曜夜2:30/MBS
安倍夜郎の人気漫画を小林薫主演でドラマ化したシリーズ第4弾。
繁華街の路地裏にたたずむ、営業時間深夜0時から朝の7時頃までの食堂「めしや」
そこに訪れるさまざまな客の人生模様を描く。
マスターが作れるものならば、何でも作ってくれる店で、
その料理のクオリティーの高さにも注目が集まっている。
(ザテレビジョンHPより抜粋)
など等、
料理する者(私)には目の保養、勉強にもなり、
食することが大好きな者(私)は心踊り、空腹感を刺激され
中には(私の)胃袋が懐古させられるものまである。
私にとって、食欲ドラマの秋となりそうだ
さて、驚きの番組となったのはこの番組
松重豊氏が主演する『孤独のグルメ8』
《テレビ東京系にて毎週金曜深夜0時12分より放送》
松重豊主演のグルメドキュメンタリー・シリーズ第8弾。
輸入雑貨商を営む井之頭五郎(松重)が営業先で見つけた食事所に入り、
食べたいものを自由に食す至福の時間を描く。
【第5話 群馬県藤岡市の一人ロースター焼肉】『宝来軒』
で我が故郷が登場した。
(イメージ)
井之頭五郎(松重豊)はホテルの支配人・斎藤由美子(MEGUMI)との商談で
群馬藤岡駅に降り立つ。向かったホテルはボウリング場と中も外も一体化した建物で……。
打ち合わせを終え空腹の五郎はタクシーから店を探すが見当たらない。
執念で発見したのは中華っぽい名前のお店。中に入ると、店員の清水(大橋彰)に
一人焼肉のカウンターに案内される。久々のロースター焼肉に胸が高まる中、
豚肉の充実ぶりを知り“豚攻め”を決意するが……。 (テレビ東京HPより抜粋)
と、いうストーリー。
井之頭五郎(松重豊)が移動する場所、場所があまりの懐かしさに独り驚喜!、狂喜!
実家には、母と伯母が亡くなって一周忌して以来だか
群馬にはだいぶご無沙汰で、このままヘタすると里帰りせずに10周年~
てなことになりかねない。
墓前の前で「息子が合格したら必ず来るからね」
てな約束をしたばかりに墓参りにも行けてない、亡くなってまでも親不孝状態だ。
故に、現在の故郷の一部でも画像で見られるなんて、こんな嬉しいことはない。
ちょいと歩けば土壁やトタンの屋根が残る昭和丸出しの町。
瓦の生産が盛んだったあの頃程ではないかもしれないが、
瓦工場の辺りを歩けば瓦を焼く匂いがぷんぷんして
町自体に瓦を焼く香りが染み付いている様にも感じる。
藤岡市街、駅周辺は私の群馬県民時代のうろつき場所で、
群馬藤岡駅ピクルス藤岡タクシー藤岡ボウル宝来軒 と、
主人公の井之頭五郎(松重豊)が移動した辺りは懐かしいままである。
今回番組内の設定でホテル支配人、斎藤由美子(MEGUMI)が経営し、
実在する【ビジネスホテル藤岡・藤岡ボウル】は、
以前【三波ハーモニーレーン】と呼ばれていた。
かの有名な演歌歌手、三波春夫氏の財力によって建てられた~
なんて話を子供の頃に聞いた覚えがある。
何故三波春夫氏が藤岡にボウリング場を建てたのかは忘れ、
その後、どういう経緯でビジネスホテル兼ボウリング場になったのかは
ネット上で知ることのできない話の様だ。
そんな懐かしさと嬉しさの中、
何故にココ藤岡の店が選ばれたのか?その理由が知りたくもなった。
元地元民(私)でさえその存在を知らない、
(そもそも焼肉が食べられない人が焼肉屋を知る由もない)
現役藤岡市民の妹でさえ知らなかった店、
(井之頭五郎がチョイスする店は、昔から地元で愛されている地域密着の店が多いらしい・・・)
いったいどうやってこの店に辿り着いたのか教えて~と叫んでしまう。
ナンでもプロデューサー、ディレクター、監督らが身体を張って探すらしい。
てっきり原作者が一人旅、一人歩きしてなのかと思っていたが
テレビ番組は思った以上に手数を使い、場数をフンでできている様だ。
思うに・・・藤岡というところ
事件事故もなかなか起こらない平和な地である。
それでも最近、藤岡市が公に登場したのは
10月に入って『豚コレラにかかった野生猪発見』のニュースだった。
群馬県は養豚が盛んで、藤岡でも然り。
子供の頃、我が実家の前の家でも養豚を営んでいて豚の姿を見ると郷愁を覚える。
豚コレラの被害に遭って殺処分されなければならなくなった豚のニュースを聞く度に
豚達や養豚農家の方々が気の毒でならない。
桐生タイムスによると、
初回ワクチン接種頭数は県内268農場の約63万頭で、
来年2月末までに接種を終える計画、
山本一太知事は会見で10月29日までに藤岡市、旧吉井町、南牧村の
11農場約7000頭に接種を完了したと発表。
新たに生産される子豚にも接種し、
初回接種から4週間以上経過後に抗体検査を実施したりと
大変な時間と労力を使い、100万頭近い豚のワクチンの接種となるようだ。
どうか養豚農家も豚達も救われます様にと祈りつつ手を合わせる。
・・・もしやそれ関連で取材帰りに立ち寄った番組関係者か、
それに近しい人の情報だったのであろうか
なんてトコまで推察してしまった私。
我ながら良いトコついたかなぁと思ったけれど、
番組の収録すること考えたら日時的にズレがある。
(どうやら10月1日に収録されたらしい)
視聴者の不意をついた、思いも寄らない店を探し当てる嗅覚の持ち主
井之頭五郎氏(番組スタッフ)が選ぶ店は
好き嫌いばかり言って食わず嫌いな私には考え及ばない。
自分が食べられない料理を、美味そうに平らげていく井之頭五郎(松重)氏の姿を見るにつけ
ナンでも食べられる人が羨ましいと思うくろすけである。