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帰宅途中の車中、 聴いていたラジオから流れた情報に声を上げたウソデショ~ 『来年、食卓からシシャモが姿を消すかもしれない』と話すのだ。 改めてネットで調べてみれば・・・ ノルウェーが10月、資源保護のため2年連続で禁漁とすることを決めた。 世界的に需要が拡大する中、国内在庫は半年分しかない。 来春には値上げで最高値となるか、食卓から消えかねない事態と、 業界関係者は気をもんでいる・・・(日本経済新聞2019/11/1付夕刊より抜粋)
なんて記事が上がっていた。 食い意地の張ったくろすけならずとも 台所を預かる者にとっても、飲み食い処で提供する者も、シシャモ大好きな者にとっても 聞き捨てならない話であることに違いない。 限られた金銭で生活している民(=くろすけ)にとって 無駄無く頭から骨から尻尾まで食べることができ、 カルシウムもしっかり摂れた感があるのは イワシ・ワカサギとシシャモくらいじゃなかろうか。 おまけに季節を問わず、お腹にぷちぷちウマウマの卵も抱え、 こんなに食べ易くて、価格も安くて、 いつだって庶民の味方でいてくれたシシャモだけに 資源保護と言われれば日頃のお世話に感謝をこめて 多少の我慢は覚悟しなければならないのかもしれない。 ところで・・・ 一般市民が日頃からシシャモと呼び ソコココの店頭で販売されているその9割以上は 本物のシシャモと言われる本シシャモの代用品の魚であって カラフトシシャモ(カペリン)と呼ばれる。 (キュウリウオというのも存在するらしい) 双方比べてみれば 学術的、生態的、市場価格もかなり違いのある魚なのだそうだ。 カラフトシシャモ=サケ目/キュウリウオ科/マロータス属 ノルウェー・カナダ・アイスランドからの輸入魚で、 カラフトシシャモの漁期は カナダ産が6月~7月中旬、 アイスランド・ノルウェー産が2月中旬~3月中旬 一方、本物のシシャモと呼ばれる
本シシャモ=サケ目/キュウリウオ科/シシャモ属 北海道の太平洋沿岸でしか生息しない貴重な魚 北海道産本シシャモの漁期は10~11月半ば 値段もカラフトシシャモが10匹で数百円 本シシャモになると10匹で単位が千円単位 オス10匹千~二千円位、メスは三千~四千円 と、言われる もともと本シシャモの漁獲量の減少によって 輸入されるようになったカラフトシシャモが今度は、 保護しなければならない状況に陥っている。 過去も今も、この先も 貴重な本シシャモには私自身御縁は無いかもしれない。 しかし、シシャモが本物であろうとなかろうと、 美味さが別物だろうとなかろうと、 今目の前に存在する自分が喜んで食してきたカラフトシシャモが 価格が高騰したり、最悪食することも困難になってしまったら いささか悲しいものがある。 ししゃもの南蛮漬け 年々、昔は普通に食していたものが 食卓に上がりにくくなってきている様な気がする。 値段がお高くなったということは 食べられる量が少なくなっているからなんだろう。 大好物のスルメイカが最近買えない。 以前は大きなイカ一杯100円程で買えた夢の様な時期があったけど 最近は、「こんな小さいのにこ~んなにするの?!」ってな具合で イカのシソバター焼きはもう我が家の食卓には何年も登場していない。 海水温の変化や外国船の乱獲などの影響らしい。 シシャモのパン粉焼き
生産量が少なくなって、価格が高いとなれば 補う為の代用魚が存在するのはシシャモに限った話ではない。 知られた魚の名前、白身魚、赤魚など通称名に隠れて 影武者のように飲食店や販売店に並ぶ名前を名乗らない魚たち。 例えそれが偽者、代替品であってもその魚たちが、 またいつか環境の変化や乱獲や、元々は人間のせいで起こることの影響で 保護しなければならなくなるのは ナンでも食い尽くしてしまう人間という生き物の 繰り返し的な悲しい行為なんだろうか? と、柄にもなく思ってしまうくろすけであった・・・
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20歳で駆け落ち結婚した親不孝者は女寡となりました。 玉の輿から転げ落ちて夜勤労働者となったオバサンが、 自分が生きてきた足跡を何処かに残せればと綴ってます。
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