テーマ:50代の視点と日常(1298)
カテゴリ:食べ物語
週末、米が底を突いた。
今、今日、食べる米が無くなった 給料日前だし、自分の休日に5kgも買っておけば良かろうと思っていた。 で、休日の本日スーパーに出かけてみれば なんと!!棚に米がひとつも無い 安い米から高い米まで全て無いのだ。 まさか、ホントに?! ぽかんと開いた私の口はマスクでふさがれていた・・・ 勤務先で前日休日だった日系ブラジル人のTさんが今日来て 「コロナウイルスのせいなの? ドコに行ってもトイレットペーパーが売ってないのよ。 ティッシュペーパーもキッチンペーパーまで売切れでビックリしちゃった」 「そういえばテレビでそんな話はしてたけど、アレって 熊本県だけの話じゃなかったの?!」 熊本県を中心に 「マスク生産に紙が回されて不足する」 「中国から原材料が輸入できなくなる」 といった風説がSNSなどで飛び交い、 トイレットペーパーが品薄になる事態が各地で発生 なんてのは聞いていた。 マスク不足騒ぎは毎日の事だけど、オイルショックじゃあるまいし トイレットペーパーが無くなるなんて・・・ (姑がオイルショックの時、納戸に山程のトイレットペーパーを買い溜めした話を思い出す) マスクの材料は不織布と呼ばれる化学繊維 トイレットペーパーの材料はパルプや再生紙で、材料も違い、 日本製が殆どだし、在庫も十分ある、ただ人材不足で流通が間に合わないだけって テレビでもネットでもラジオからだって み~~んなに教えてるはずなのに、聞いてないのあなたたち? とか思いつつホームセンターで本日行列を作る人達を目の当たりにする。 (この人達、トイレットペーパーとティッシュ抱えて行列作って 自分の後ろに並んでるのがウイルス感染者だったらとか思わないのかなぁ) マスクだけに飽き足らず、人の足元見た意地汚い輩が 今度はトイレットペーパーで一儲けしようなんて考えて デマを拡散させているんじゃないかと思えたりする。 ホームセンターで猫の餌を買うついでに ココで米もあったら買っていこうと思ったら、いつもの場所に無い。 はて・・・今週米無しで過ごすの? レトルトなら山ほどあったけど・・・非常時じゃあるまいし コロナウイルスで外出の自粛と、小中高生の臨時休校になったことで尚更か・・・ 普段から人混みや長蛇の列に並ぶことが嫌なので 仕方なくレジの空くのを人気の無い傍らで待つ私。 紙類の在庫はあるし、それ程焦るものでもない。 とりあえず今日食べる米が欲しい。 足を伸ばしてドンキまで行って見るも これまたいつも山程ある棚に米なんて殆ど無く ただ残っていたのが5kgの無洗米のみだった、それも マツコ・デラックス氏がテレビで宣伝するかの有名な ゆめぴりか(無洗米) 今更だけど・・・無洗米なんて買ったことがなかった私。 初めてなモノには臆病になってしまうフシがある。 それにどんなものか、読んで字の如くしか分からない。 おまけにゆめぴりかは我が家では高価すぎて手が出ない。 テレビコマーシャルするくらいの米だからお高いじゃない! 貧乏所帯はたいがいスーパーの安売りで5kg税抜1500円以下ばかり ゆめぴりかときたら税抜2000円以上 ドンキだからそれなりに安くはなっているのだろうけれどそれでも躊躇する。 が・・・ ドコへ行っても今週はこんなモンだろう。 来週になれば普通になってるでしょ、 (米だって冷夏でタイ米やらカリフォルニア米だのって 日本人なのに日本のお米が食べられなかった時と違うんだから) と、楽観しつつも 今日食べる米が無い為に仕方なく購入したゆめぴりか。 新型コロナウイルスのおかげで買うことになった無洗米。 得体も知らず、食べ方さえよく分からないので調べてみる。 無洗米とは、 従来の精米では残ってしまう肌糠(ぬか)が除去され、 糠を洗い落とすための研ぎ洗いが必要なく、 水を加えて炊くだけで食べられるように加工された199年誕生の米 普通の米と比べた利点は・・・ 研ぐ必要がないので(水量さえ間違えなければ)誰でも同じ味に炊ける (「米を研がない」という行為は昭和の時代から身についた作業をしないということで。 これを急に言われてはたして素直にできるだろうか?) 研がなくて良いので節水になる (最近の精米技術は昔と違うのでそれほど研ぐ必要が無いらしいが それでも昭和の人間は母に教えられた方法をし、水が透明になるまで研いでしまう。 使う水の量はかなりだろう。なのにそれが要らないとなると・・・凄い) 糠には米を酸化させる成分(脂肪分や酵素など)が含まれる。 無洗米には糠が無いので劣化しにくく、通常米より長持ちが可能 (長い期間保存しないで食べちゃうけど、 米びつに入れてるから酸化しにくいってのは良いね) 研ぎ汁に含まれるリンや窒素は水質汚染の原因に。 その処理にはCO2も発生。なので無洗米は環境に優しい (町に引越してから「環境」という言葉を意識する様になった気がする) 欠点もある・・・ 無洗米の製法は国による品質基準等が無い (米肌にキズ、糠が取り切れていないといった低品質の無洗米も出回る為見定めは重要) 価格設定がお高い (処理する工程が多い為、高めの価格。通常米よりも5%から10%ほど高価) 炊き上がった米が固くなることが多い (糠がない分、水の吸収率が悪い為、水分量、浸水時間の調節が必要。 吸水力が少ないので不向きな料理もある) 無洗米はあらかじめぬかを取り除いているため、
米粒のサイズが精白米よりも小さくなり 軽量カップに入る米粒の量が少し多くなる。 その分吸う水の量も増えるため、無洗米を精白米と同じ分量の水で炊くと、 水分量が少ないので硬めに炊けてしまう。 無洗米を炊く時には、1カップあたり大さじ1、2杯ほど多く入れるのが良い。 普段、米を炊くのにかためが好きな我が家は、水加減は少なめにする。 我が家の炊飯器は酢飯を作る目盛りがあり、水量はそれに合わせるが、 今回は普通に精米の目盛りで炊いてみた。(上画像) ほどよい粘りと豊かな甘味、艶があり美しいゆめぴりか だから余計、普段食べているのがそれなりのお米なので やたら美味しく感じる。 もっちり、つやつや、しっかりした歯応え。 思わずおかわりして食べてしまう恐ろしさもある。 新型コロナウイルスのせいで?!しばらくは、美味なるお米を頂ける。 無洗米を購入ってことになったら・・・米袋の裏面にある精米業者の開示情報を確認し、 全国無洗米協会なんてのもあるので信頼できる商品を選ぶのが良いそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月18日 04時28分40秒
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