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のらりんくらりん

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2020年09月30日
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カテゴリ:のらりくらり
​​​​​​​​自分のお墓は要らないと常日頃思っている。
勿論、仏壇だって、お位牌だって、要らないし
お葬式だってしてくれなくていい。
遺骨は他人さまの迷惑にならない場所に、
面倒くさいだろうけど、環境汚染にならない様に
粉骨にして撒くなり、流すなり、肥料にするなり、
地球の、母なる大地の、土壌の一部にしてくれれば良いと思っている。

お墓なんていうのは
死を迎え、自分の命が消えて、後に残った抜け殻の置き場所ではないか。
何の役にも立たなくなった自分の残り物に、
居場所までつくって貰って、事あるごとに自分の身内に手数をかけるのは嫌だ。


     PC110315 (2)


それに仏教徒でもない、神仏なんて信じてない無宗教だ。
坊さんにお経をあげて貰わなくても、宮司さんに祭詞を奏上されずとも  
大丈夫!そんなのなくたって立派にこの世から逝く時は逝ける。

天国、地獄、あの世、霊界、極楽浄土、天界・・・etc、etc
宗教が絡めば人間が想像した多種多様な死後の世界があるのかもしれない。
「信じているものが救われる」のは、
宗教を通じて、死んだ後にも別の世界が存在すると信じていれば
悩むことなくこの世を去り、成仏することができる
と考えているからではなかろうか
と、思ったりもする。

無宗教の私が考えることは
逝ったら二度と目が開くことがない長~~い夢を見続ける・・・
とか思ったけど、脳の機能も消えて思考することができないのだから
​無​​の世界に行く・・・というか
​行くという表現すらない​のだと思える。

​自分がこの世から消滅する​のだ。
抜け殻だけ残して。
夏が終わる頃、寿命が尽きて道の傍らに転がる蝉の様に。
知らぬ間に土と一体化してその抜け殻すら消えてなくなる。
人間だから抜け殻が無くなるまで手間と時間がかかるだけで
所詮、そんな蝉と変わりない気がする。

人間なんて高度な知能を持った哺乳類に生まれたばかりに
人間が人間の為に作り出した決まりごとやら、
人間であるばかりに多様な感情やら思惑が邪魔をして
簡単に終わりになれないのは厄介なことだ。
と、この歳になって思うことである。

そうは言っていても、お墓や仏壇なんて物の類は
​​残された者のココロの拠り所​​
手を合わせて今は亡き者の姿を思い浮かべつつ、
語りかけることができる対象物。必要な人には必要なのだろう。

      裏階段
裏階段 posted by (C)くろすけcat


「人は死ぬ時、持っていけるものは思い出だけなのよ」クール

日頃何かにつけて言っていた亡き姑。

そのくせ生前、
自営の会社の業績が悪化し、だだっ広い持ち家を売却することになって
町外れの手狭な借家に引っ越すことになった時。
鎌倉彫や総桐の衣装箪笥、漆塗りのWベットやら皐月人形から段飾りの雛人形等
借家に運びきれない程の洋服やら家財道具の数々を手放すことができなかった姑に

「お義母さん!もう物に執着するのはやめましょう」しょんぼり

姑に逆らうことが滅多にできなかった嫁の私が
意を決して言っているのに

「私はね、物が無いと生きて行けないの!!」号泣

半ば怒り交じりに主人や私の前で涙を見せた。
そりゃぁ、死んだら物は要らないだろうけど、
生きてるうちは物に囲まれてなきゃ死ぬくらいの話で。
仕方なく借家の他に、物を置くだけの為にアパートとコンテナまで借りる始末になった。

そんな物に執着する姑は
生きているうちに夫婦で墓を買い、戒名まで決めていた。

死んで持っていけるものがわかっていた筈の人なのに、
死ぬ寸前まで物に拘り、物に執着していた姑。
勿論、姑が亡くなった後に残された物を片付けるのは大変だった。
姑が亡くなってふた昔・・・いまだに残っている物に苦労させられている。

亡くなって逝く者が持って行けるものが『思い出』だったら
私はその『思い出』だけおいて行ってくれるだけで十分だ。

     彼岸花
彼岸花 posted by (C)くろすけcat

そんなこんなで・・・
生まれ故郷には我が親族の墓はあるが、ここ十数年参っていない。
私自身が墓は要らないと思っていても、我が家にも姑と舅の入った墓はあるが
こちらにも同じ位参ってはいない。

私は、墓なんて対象物、無くたって
今迄私の周りから逝ってしまった家族や親族のことを
日々、仕事中でも運転中でも、
何かしら気持ちの空きがある時は
誰かしら思い出して心語りしていたりするものだから
これが私なりの供養だと信じている。

神も仏も見えることのないものの存在を信じなくても、
亡くなって逝った人達の存在は確かだし、忘れず大事に思っている。
それだけで十分じゃないだろうか・・・


      ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●  ●


さて、墓が要らないと言ってる私ではあるけれど
興味深い話題があったので・・・

先日、夕方のニュース番組で紹介されていたのが
宅墓​(たくぼ)なるもの。
納骨場所をに簡単に室内に設置できる、納骨可能な小さなお墓
手元供養のひとつとして、日常生活の中で故人への想いと寄り添える
新しいスタイルの
墓石
コロナ禍で墓参りも難儀になっている中好評のようだ。









確かに、仏壇より場所を取らないなんて良いわぽっハート(手書き)

手元供養をするなら一見骨壷には見えないのもある。




供養の仕方は人それぞれで良いのだけれど、
扱うのが人の遺骨ということで
法律が絡んでくるのだけ注意は必要。
詳しいことは​​​こちらのサイト​​​







まぁ、そうこう私が言っても、
私が逝ってしまった後をみることになるのは息子達。

長男が言うことには

「もし○○ちゃん(息子らは母親をニックネームで呼ぶ)が逝くことになってもね、
 その時の​俺たちの立場​​ってのもあるから、
 その時の状況によって変わる​
と思うよ」
クール

なんてシビアなご意見。
生きているうちは可能な限りは、好き勝手言ったりやったりできるけど
もしもって時がポックリと急に来ても、ジワジワと迫って来るにしても

息子らの邪魔になりそうなものや、迷惑になることは
できる限りひとつでも多く片付けておいてやれれば
と、思いつつそれをいつから始めるべきなのかがわからないのが難儀なことだ。
それこそ、寿命がわかる死神様でもいて教えて頂けるものだったら
誰一人苦労することもない。
せめてお墓だけは必要なくていいように、追々(老い老い)やっていくしかないんだろうな



​​​​​​





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最終更新日  2021年01月27日 12時44分24秒


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