道行く途中に目を留める草花に
姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)がある。
植えてもいない我が家の玄関先にひとつまみ程見かけたり、
門扉の外に溢れかえるほど殖えてしまったお宅やら、
公道の土だまりや勤め先の屋上駐車場の片隅にも、
誰植える筈無いトコロに、隙間あらばと根をはるのが得意の様だ。
旺盛な繁殖力を見せるのは日当たり抜群の場所のヒメツルソバ
以前に見かけた時より広がっている感はハンパ無い。
匍匐前進し、驚きの繁殖能力を見せてくれる。
その旺盛さの為か2016年外来種リストにもその名があがり
総合対策外来種に指定されてたりする。
(国内の定着が確認され、生態系などへの定着が予想され
防除、遺棄、導入、逸出防止の為の普及啓発活動など総合的な対策が必要なもの)
だからって園芸種として導入された
この旺盛な桃色の金平糖モドキの可愛い花を
誰もムヤミに引っこ抜いてやろうなんて悪気をなかなか起こせないんじゃなかろうか。
ヒメツルソバ posted by (C)くろすけcat
厚木の町外れのお山の麓
我が背丈の倍ほどの塀が南向きに続くこの辺り。
日当たりの良い場所に思う存分広がって咲いているヒメツルソバを
数年前から見かけていたけどなかなか途中下車できないでいた。
この日初めて車を走らせるのを止めて被写体になって貰う。
このトゲトゲした1個1個のツボミが開花して
花開くボンボン玉になったら、益々キレイだろうな~
とか、
あと数年したら灰色壁面なんて全く見えなくなって
桃色のヒメツルソバの塀ができちゃうんじゃない♪
とか期待する観賞者であった。
ヒメツルソバ posted by (C)くろすけcat
別 名 : ポリゴナム カピタツム
カンイタドリ
ビクトリーカーペット
科・属名 : タデ科・イヌタデ(ペルシカリア)属
花 言 葉 : 気が利く・愛らしい・思いがけない出会い
中国や東南アジアでは尿路感染症の治療に高い評価を与え、
抗菌作用、抗炎症作用をもつ薬草。
ヒマラヤ地方が原産というだけあって、寒さには強いらしい。
しかし12月に入って見ると
霜が降りたらしく、
花も葉も赤茶けてヘニャヘニャになった姿に変貌し、
壁面にしがみついた様に根だけが踏ん張って、
見る影もなくなっていたのが残念だった。
それでも時季が来ればまた旺盛な姿を復活させてしまうのだろうから
根性のある花である。
愛らしさと・・・ posted by
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