テーマ:食べ物語(309)
カテゴリ:食べ物語
一度愛想をつかせた店に二度目に足を運ぶことなんてなかなか無いと思う。
8年程前、厚木の町外れの国道沿いに【はま寿司】がオープンした。 近くに回転寿司が無かったものだし、平日は一皿90円とかに惹かれ 期待を胸に息子を連れて行ったのだけれど、ネタは小さい、美味くないと、 悪い評価が連発で千円食べたか食べないかでサッサと出てしまった。 以来、一度も行った事が無い【はま寿司】だったが・・・ たまたま見ていた7月9日放送の TBS系列「ラヴィット」のラヴィットランキング 超一流すし職人が【はま寿司】の人気寿司ネタとサイドメニューを試食し、採点 美味しい10品を厳選する・・・なんてのを見て 思わずチェックしたのは ラーメン だった。 ラーメン好きの商品開発者が特に力を入れて開発しているラーメンが 専門店さながらの味と大人気らしい・・・ こ~れはラーメン好きの長男に教えないて~はないでしょ というわけで、8年ぶりに《はま寿司》にやってきたのは7月12日のお昼過ぎ 海老名市の町はずれといっても、近くに外食チェーン店が多くある場所。 コロナ禍で外食するならこのくらいの広さと人ごみ感を感じない時間帯を選びたいけど 店によってはそれも難しいよね~ 行きつけの回転寿司【くら寿司】や【スシロー】ではたいがい流れている寿司。 【はま寿司】だって回転寿司なのにこちらの店舗は 寿司がレーンに流れていない!オドロキ~ コロナ禍のこの時期だからの配慮の様で、タッチパネルで注文したものが 厨房から直行でやってくるのみだから チンタラ回って自分の席まで来るのを待つ行きつけの【スシロー】に比べたら スピーディーで安心感があるナニヨリナニヨリ♪ (厨房から流れ出すトコから遠い席になる程気が気じゃなくて、嫌なものだ) さて、目指すところはラーメンだけではない。 8年前の【はま寿司】の残念な記憶を打ち消してくれる ウキウキな情報まであったからである。 昨年、【はま寿司】の2大人気ネタである《まぐろ》と《サーモン》が 値段そのまま1皿税別100円品質 UP、 従来比で 《まぐろ》は20%増量 大型で脂のりが良いアトランティックサーモンを使用 塩も3種類の天然塩(伯方の塩・天塩・淡路の藻塩)を使用。 「コレ食べるだけで【はま寿司】来てもいいね」 ・・・長男気に入ったようである。 ひかりもの三種盛り(しめさば・真あじ・とろいわし) 150円(税込165円) 3種盛りも10種近くあるお得感~ 大学いも160円(税込176円) スティックタイプが多い中、ゴロッと乱切りが 芋感あって好みなんだな♪ 特製漬けまぐろ posted by (C)くろすけcat カツオや昆布の出汁を使用し風味にこだわった はま寿司特製の甘め漬けダレに漬け込む。 もちろん20%増量のまぐろ ツヤツヤのタレをまとって極上の逸品 生しらす(日本近海産) posted by (C)くろすけcat ピ~チピチの生しらす♪ 姿やりいかposted by (C)くろすけcat う~今にも泳いで逃げて行きそうな?!やりいか 近場にもう一軒【はま寿司】が存在する。 商業施設の一角1階のテナント 駐車料金が発生するので我が家では面倒くさがって利用することがない。 今回、【はま寿司】を見直したことでこの店舗にも行ってみようと 本日10日、夏休みで遊びにやってきた次男と3人で出かけてみた。 車でこの店の前を通過する時、たいがい混んでいたりするのは 駅近で回転寿司はココか、ららぽーと内にしかないからなのだろう。 【スシロー】や【くら寿司】は駅からかなり歩かないとありつけない場所にある。 店内に入るとテナント内であろうかかなり狭いつくりになっている。 テーブルとイスも独立店舗より小さくて、ガタイのいい次男と並ぶと暑苦しくもなる。 店内こんなつくりだと厨房は大丈夫なのだろうかとコロナ禍故にいささか気になりだす。 ふと見れば寿司の流れるレーンが今時1本のみで空の運搬皿がヒシめいて流れている。 我らがいつも出かける店舗の、【くら寿司】みたいに抗菌寿司カバーの様なアイテムもなく、 【スシロー】みたいにアクリル板のガードも無い。 自分のオーダーした品物が、他のお客の横を素通りして来るのだ 最悪なのは案内された席の位置 厨房出口から流された皿が厨房入り口に入る、その手前のテーブルだったりすると おみくじの大凶に当った以上の最悪な気分になる。 つまり、自分の注文した品が一番遅いのである。 今時、そんなありえないレーンのつくりに驚いて 「こんな場所でゆっくり食べてなんていられないよ! 食べないで出て行くワケ行かないから1品ずつ食べたら出て行こう」 親子3人同意。 次男、茶碗蒸し。私、大学芋。 長男、店舗差があるのか確めるべく貝節塩ラーメンを頼んだ。 コレがこの店舗にはもう二度と来るまいと決意したトドメになった。 貝節塩ラーメンをひと口食べた長男の顔色が見る見る変わり 普段は大好きなラーメンを食べながらそんな顔はしないってくらい 不機嫌な顔つきになっていった。 「このラーメン、ちょっと食べてみたらわかるよ」 ひと口食べて顔色が変わるくらいの別物貝節塩ラーメンがココにあった。 舌が痺れて、あの貝節豊かな味が抹消されている。 「何コレ?!作り方間違えた?麺のびてるし、食べ物じゃないよ!」ウエ~ 思わず口から出てしまう。 実は、長男に出されたのは貝節塩ラーメンではなく、 青唐辛子の貝節塩ラーメンだったのだ。 日頃から無駄に辛いものを受け付けない我が親子には 罰ゲームでもされた気分であった。 注文の間違いまでされて不快感満タン。 回転寿司に来て寿司も食べないで、 700円弱しか払わず出てきたのは初めてだ。 注文間違いは店舗差以前の問題ではあるけれど、 コロナ禍にこんな密閉感のある店舗には来てはいけないとサッサと退散した。 このアト直ぐに、 行きつけの町外れの【はま寿司】に行って食べなおしをしたのは言うまでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月18日 08時33分57秒
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