テーマ:天丼好きですか?(43)
カテゴリ:食べ物語
台所を預かる者としては、
レンジ周りを油で汚したり手間のかかる片付けは嫌だから 揚げ物料理なんてしたくないものだ。 そう思いつつ揚げ物が好きな者としては、 フライや唐揚げの揚げたてが食べたいから 後片付けが面倒でもついつい作ってしまう。 ただ・・・難儀なのが天ぷらだ。 以前も、我が家の天ぷら事情についてはシタタメたが、 野菜天ぷら以外は専門家に任せるという故姑の言いつけを守って?!いる私。 特に魚介、肉系の天ぷらは上手く揚げるのは難しい(私には) 海老天は何よりも好きだし、イカ天も同じくらい好き♪ でも、自分でやるとどうやったってイカもエビも丸まるし、 キスも鶏肉も挙句、大好きな舞茸、椎茸なんて茸の類なんても 水分含んでる具材をカリッとカラッと揚げるなんて妙技だし、 野菜類(さつま芋・南瓜等)は厚めなものほど美味だけど揚げ時間が長くなるし、 好きで食べたい具材が多いから自分で揚げると大皿山盛り、作り過ぎになるし、 手抜きできない、ゴマカシがきかない、食べ過ぎちゃうのが天ぷらなのだ。 だから天ぷらは職人にお任せするのが一番!てな、気になる。 しかし・・・天ぷらが食せる店って専門店にしても蕎麦屋にしても 私にとってはなかなか足が向きにくい店でもある。 が、最近になって、天ぷらを食べさせてくれる店を3店見つけた。 何度行っても閉店している店があった。 どうやら間が悪く、訪ねた時間が丁度店の中休みの時間だったり 定休日だった様である。 そば処 佐賀 4度目の正直で入店 昼時は人気店らしくテーブル席はほぼ満席に近い。 これだけ平日の昼時にお客があるなら私ら親子が来店する様な時間には 間休みしたっていいかもしれない。 で、この天丼セットが1,017円で食べられる。 他にもセットメニューが豊富で安い! 大食らいには有り難い、蕎麦ご飯大盛り無料である。 しかし元もとの量が少なめで、大盛りにして普通って感じだから 健康的、腹八分な食事を心がけるお方には最適 我が親子では特盛りにでもして貰わないといまひとつ足りない。 お味はフツーに食べて美味しかった。 食後にアイスコーヒーが付いてくる。 蕎麦茶くらいで良いのに、アイスコーヒーだ。 ホットorアイスではなくアイスに決まっているのが ホット好きにはちょいと惜しいけど、 店のサービスに礼は言ってもイチャモンは無い。 今時はこんな店があるんだと驚喜したのはこのお店 2021年 4月にオープンしたという 初の駐車場を完備した ロードサイド型店舗 江戸前天ぷらめし からり 海老名店 職人が客の目の前で天ぷらを一品一品揚げ、 アツアツの天ぷらを提供するという。 「こんな凄い店、つくっちゃっていいの?!」 と、半信半疑でのれんをくぐる。 たいがい『カウンター越しの揚げたて天ぷら』なんてのは、 私や息子の過去の記憶を辿れば デパートの最上階とか個人の天ぷら専門店で食す高級品であった。 しかし、入店するなりこんな貼り紙がある。 「え~?!初めて来てもうコレ~」 情報では2021年4月28日にオープンしたというのに 一年待たずしてで、ある。 しかし、しかし入店してみて我ら親子が感じたのは (「業態変更するのも仕方ないんじゃないっ?!」て思ったのだ) 見ればこの『からり』の店内、けっこう広い。 センターに厨房を置いて取り囲むようにカウンター 手前はオールカウンター席、カウンターを沿う様に奥のテーブル席がある。 そして、この日この時間に存在する従業員は たったの独り・・・若い男性職人のみ 平日午後5時前ではあるが オーダーからお膳出し、お茶出し、飯盛りから 天ぷらを揚げてカウンター越しに配膳、片付けから会計するまで 何から何までこの若き職人さんのみでやっている。 見ている方が叫びたい、「誰か~!ヘルプはいないの~?!」である。 店内の客は男性二人。我ら親子二人が食事を始めた頃にカップルが二人来て 三組だけではあるにしても、平日のこれからの夕食時・・・どうなるの? 思うに、この時間たまたまだったのかもしれない、 それにしても、恐縮して「自分でお給仕やります」と 客に言わせてしまいそうなくらいの負担である。 何があってこんな状態で開店営業しちゃっているのか、 客に心配させているくらいだから業態変更なのか?業態変更前だからこうなのか? ナンにしてもこの日の営業が無事に終わることを祈ってしまう。 そんなことを考えつつメニューを見て驚く安い!なぁ~んてリーズナブル 私としては「天丼の上!」と言いたいトコロを我慢して 息子のススメもあり、せっかくだし初めてなので【贅沢天ぷらめし】にしてみる。 どうしたって、白いご飯でコレを頂きたいが為! お替りのご飯は無料だし 息子の大好物のイカの塩辛が好きなだけ、 生姜の漬物も好きなだけ頂ける。 驚いたのはこのイカの塩辛の出来の良さ。 無料で食させてしまうには美味すぎる。 (イカの漁獲高が年々減少しているというのに申し訳ないくらい有り難い) ご飯に合う様に作ってあるというが塩気もホドホドに 生臭みも無くコレだけでもご飯一膳いけそうだ 天麩羅の提供は冷めないように2度に分けて揚げたてを席まで持ってきてくれる。 やっぱ、職人さんの揚げてくれた天ぷらは素人のソレとは違って サックサクで出し方にも品の良い天ぷらに見える。 高級店だと一品一品だったけれど、こういうのもいい♪ 味噌汁はアサリの味噌汁にミツバなんて~ニクイねぇ 今日が最初で最後になるなんて、ホントに残念だ。 知っていればもっと早くに来て好物の天丼も食べることができたのに~ なんでも、すでに【海老名店】がオープンする前に 【江戸前天ぷらめし からり 厚木店】が 2021年に10月にオープンしこちらは営業継続中であるらしい。 いつか機会があったら・・・かな。 ホント、非常に残念な店が無くなってしまうものだ・・・ 後日、【天ぷらめし】から【野郎めし】になったのを知る。 その存在は一度、亡夫に聞いた気がする・・・ 厚木国道129号線に2008年にはオープンしていたらしい。 どうも国道沿いは、車と人の出入りが多いのが嫌で敬遠したい場所だが 近所に野暮用があったので寄ってみた。 博多天ぷら食堂なぐや そもそも 博多天ぷらとはどういうものか? ●カウンターの客の目の前で天ぷらを揚げ、揚がるそばから1品1品提供 ●天つゆや大根おろし、漬け物などが食べ放題 ●天ぷらにする食材が明太子・鶏肉・さば・ごぼう等、関東とは多少異なる ・・・とかある で、江戸前の天ぷらというのもある。 江戸湾(東京の内湾)で獲れた魚(白キス、メゴチ、穴子、車子、車海老等)を 胡麻油100%で揚げた天ぷらのことを言うそうだけど、 江戸前でとれた魚を天ぷらにしていたので、魚の臭みをとるために胡麻油を使う。 胡麻油は重たく、店内で揚げると匂いがこもる、また価格が高いので 今時は胡麻油のみで天ぷらを揚げる店はなかなかお目にかかれないらしい。 【からり】はヘルシーさを考え<抗酸化油> を使った天ぷらだとか。 13年程前に行った浅草の大黒屋の天丼が胡麻油のみで揚げてあった。 天ぷらにもご当地柄というのがある様だ。 さて・・・【なぐや】の揚げたて天ぷら ネット上を見れば【なぐや】に限ったワケではない様だが、 揚げたて天ぷらのカウンター越し提供というのは テーブル上に直に配膳、ステンバットに揚げ物まんまのせ こういうのが基本らしい。 故姑にテーブルに食器の直置きは禁止されていたし、 ステンバットは道具であって、食器じゃなくない? なんて思うのは私だけなのだろうか?? そんなことを気にしてたら天ぷらの揚げ具合も、ご飯も、付け合せのサービスも なんだかいまひとつに思えてしまった・・・ ブログっておこうと思ったのはこの3軒だけど 前々から息子に誘われて、ふた駅前にあって、駐車場も無くて、 食事に行くには電車に乗って行った方がいいものだから、 10年以上も出かけることのなかった店がある。 「天ぷら食べたいなら【てんや】に行こうよ」 と、言われていた・・・ で、おまけの4軒目♪ 天丼 てんや 一度息子に連れられて来た事があったお馴染みのチェーン店。 舞茸の天ぷらがなかなか美味かったのを記憶しているが 縁が無かった様で、だいぶご無沙汰。 せっかくなので4月25日(月)より期間限定で発売という てんやのごちそうシリーズ『ごちそう天丼(初夏)』にしてみる。 天然もので食べ応えも旨みも満足の「天然大海老」・・・当然の如く満足 登場するたび好評の北海道産「肉厚帆立」・・・肉厚半生の贅沢帆立絶妙な揚げ具合、 単品お高いけどおかわりもう1個したい♪ (それでも300円!) プリッとした食感がクセになる「海老のつまみ揚げ」・・・海老の旨みは大きさじゃない! 添えられた青じそ風味の「広島菜」・・・爽やか満点のお味に口腔内の油っこさが半減する 有り難~いお漬物 願わくば広島菜をご飯に和えて、 のせた天ぷらにはタレをかけずにお好みでかけて頂きたいくらい。 で、「ずわいがに天」がおまけにのせて貰えるなんて、幸せだぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月04日 05時57分19秒
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