テーマ:50代の視点と日常(1298)
カテゴリ:夜勤労働者の日常生活
40歳、50歳と前後する時期に肩が不自由になった。
「あ~、コレが噂に聞く四十肩」 「う~ん、コレは五十肩ってやつか」 歳相応にガタが来るのは人間やっている以上しょうがない なんて自分を納得できたものだ。 発症年齢で四十肩・五十肩等と言われるらしいがコレは通称。 こうしゅくがた とうけつがた 正式な病名は拘縮肩(凍結肩)と言う。 (一昔前までは肩関節周囲炎だった様だ) 拘縮肩は関節包(関節を包んでいる袋状の膜)が縮んでいる状態で、 肩周りの組織が硬く なり 動きが制限 される。 基本的に保存的治療(リハビリや内服薬、注射療法)で改善を図る。 私の場合、双方自然治癒してしまったので 今となっては「歳と共に去りぬ」の話だった。 しかし今回、9月頃から肩に違和感を感じ、 「まさか六十肩なんて無いよなぁ~」 なんて、冗談半分に考えつつ 1ケ月程我慢しながらも、さすがに2ケ月過ぎた頃になると 悪化しているんじゃないかと感じ出した。 さすがに薬嫌いの私だけれど 「姑も私の歳位には、アリナミンやニンニク黒酢飲んだり 胎盤注射とかやってたくらいだから、せめて よく耳にする『リョウシンJV錠』とか飲んだ方がいいのかもなぁ」 とか、思いつつ『リョウシンJV錠』と成分が同じ という情報を得てクニヒロの『新ネオビタミンEX』を 格安通販で購入しお試しに飲み始めたばかり。 しかし・・・今更な悪あがきを自覚する。 やっぱ日頃からグルコサミン、コンドロイチン、 コラーゲン、ヒアルロン酸だのってのも必要なんだろうナ ま、歳なのもあるけど私の場合は職業病もプラスされるんだワ・・・ 今回の私の症状は右肩で 何故か手を挙げることはフツウにできるのだけれど 仰向けに寝ているだけでも痛い、寝返りも困難、 起きる時に「イタタタタ~!」 が必ずついてくる。 一番困難なのが 後ろ手が回せない。引き上げる行為ができない。 (エプロンの紐が結べないし、ズボン、下着の着脱が必死) 日が経つに連れて嫌ぁ~~~な予感が増幅 何もしなくても右肩が疼く。 もしかしたら拘縮肩なんかじゃなくて 腱板断裂(けんばんだんれつ) だったらどうしよう・・・なんて心配がよぎる。 断裂なんて言われると 「断ち切れ、裂けちゃう」なんて・・・怖ろしいヒビきのある熟語 さすがに損傷と違って自然治癒とはいかない気がする 腱板とは上腕の骨と肩甲骨を繋ぐ腱のことで、 (=肩関節を安定させる筋肉の集まり、 4つの腱(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)より構成) これが腕の骨から剥がれたり、切れたりした状態が腱板断裂 40歳以上の男性(男62%、女38%)に多い 右肩に好発 発症年齢のピークは60代 肩の運動障害・運動痛・夜間痛 夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由 (症状例)●痛くて自力で腕が挙がらない ●夜、痛みがあり目が覚める ●腕を下ろすときに痛みが走る ●エプロンの紐を結ぶときに痛い ●痛くなったほうの肩を下にして寝られない 等など 他動で(誰かの力を借りて) 肩が上がらない場合は拘縮肩、 肩が上がる場合は腱板断裂、 という診断に至ることが多いとある (私は自力でフツウに上がるので悩ましかったりするトコロ) 原因としては 急性断裂 転倒、重いものを持ち上げたなど、外傷による原因 変性断裂(多くの場合) ●肩の使いすぎによる腱板のすり減り ●年齢を重ねるにつれて起きる腱板の老化 ●(長期の)野球やテニスなどの肩を使うスポーツ ●洗濯物を干したり、布団の上げ下ろしなどの家事など 私の場合考えられる原因は 加齢による老化もあるだろうけど 日頃職場で、 一斗缶や10キロ越えの調味料の袋持ち上げるとか 右腕をかき混ぜ棒代わりにするとか、 来年で10年目を迎えることだし、 おそらく職業病・・・ で、かかりつけの整形外科で診て貰ったのだけれど 私の右腕が自力で上がるのを確認し、 先生は首を傾げつつおっしゃる。 「おかしいなぁ、初めてのタイプなんだな。 うちの病院にはМRIないので、念の為 大きい病院行って撮ってきて貰えるかな」 「え、МRI」 先生は簡単に仰せだけれど、 МRIの知識が薄い私の頭の中では 「右肩だけなのに全身輪切りして 他に悪いトコ見つかったら大変だな」 (人間ドックかなんかのCT検査と思っていた) とか思ったりしていた。 そもそも МRI検査とCT検査の違いすら分からなかったもんね MRI(Magnetic Resonance Imaging) 磁気共鳴画像の略 エックス線は使用せず、強い磁石と電磁波を使って 体内の状態を断面像として描写する検査 脳や脊椎、膝、肩、子宮、卵巣、血管などの検査を得意とし、 色々な病気の早期発見、診断に有効とされる。 で、 4日後に長男が足を診断して貰った事のある病院で人生初のМRI かかりつけの整形外科から渡された説明書きを読んで 金属系 と、あるのでオールゴム使用の服を着用。 (結局は、技師さんからのご依頼で検査用の病衣を着ることに) 「化粧品の中に金属を含むものがあるので 化粧を落として貰う事がある」 とも、あるので だったら病院内マスク着用だろうしノーメイクで赴いた。 入れ歯はダメなのに差し歯は大丈夫なのが不思議だったなぁ・・・ 後に「マスクにも金属入っている場合があるので」って マスク取ることになってしまい 若い男性技師さんにスッピンを見られる羽目になった で、 湾曲した台に右肩をやや斜めに固定され、 左手に連絡用ブザーを握る。 30分程の検査というが、 身体が水平になるとスグ寝る傾向があるので この姿勢がキープできるか不安だった。 事前に確認される事項に 「閉所恐怖症」かどうどうか、があった。 よく夢で狭いトコロに閉じ込められた夢を見たり、 テレビドラマで棺桶に閉じ込められる場面とか 見て恐怖した記憶がよみがえり、 自分自身が体験したんじゃないかとか思い込んでないか 自分自身にチェックしてしまった。 上下は開いていて、白いドーム状の中は明るいし 恐怖感は無いものの 連続的に磁石から出る音だという「トントン」音が 割とうるさいのに、やっぱりちょっとウトウト 30分は長くて短い。 技師さんがかけた声でシャキンとなった。 やはり右肩の痛みもあるが、湾曲した台から自力で起き上がれず 思わず技師さんに救助を求めてしまった (かかりつけの病院から処方された薬と湿布薬と検査結果入りのCD) 後に渡された検査結果が入ったCDを持って 来週かかりつけ医のトコに行くのだけれど・・・今、見たいなぁ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年11月28日 07時01分58秒
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