民意が国を動かす
日々報じられている被災地支援の輪…それは行政の力もあったろう。しかし、その行政を動かしているのは紛れもなく民意(国民)であるということ。物資の支援も、自治体の受け入れ態勢は遅れている。民意が先に動き、自治体が後手になって対応するというのが現状らしい。しかし善意の多い民意でも、『被災しないと(気持が)わからない』という人も少なくない。数年前、私が台風で被災した時のこと…死者も出て、全半壊した家々が数百にも及んだ。どうやら、竜巻がその地域だけに派生したらしいのだ。街の中心部にも若干の被害はあったそうだが、私が住む地域住民が失意の中にあった渦中…街の中心部では祭りが行われた。今、自粛とか不謹慎という尺度が各地で問われているが、この時ほど”不謹慎”を感じたことはなかった。”リーダーの不在”国でも小さな街でもそうだが、常識的に行動できるリーダーがあってこそ、機能的になる。東北・関東大地震…以前の新潟中越地震や、阪神淡路大震災の教訓は生かされているだろうか。政治主導が叫ばれている昨今、まだまだ民意が行政を動かし、国を動かしているのも一つの実情である。▼各地のリーダーに一読してもらいたい。実測!ニッポンの地域力