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カテゴリ:生活
もう暦の上では秋だが残暑はますます厳しい。歩いて札所めぐりをしているモノ好きは滅多におらず、タクシーで回っている人か、自転車の人が多い。そういう人より多少ご利益があるか、あるいはタクシーで来て、お賽銭をたくさん弾む人の方にご利益があるかこれも観音様次第である。第5から6番萩の堂卜雲寺は少し距離があって片道40分ほどを歩く。一度小さな峠を越す感じで武甲山がいよいよ近くなる。この寺の本尊は蔵王権現社の本尊として古くから武甲山頂の神社に安置されていた聖観音が1480年代に萩の堂に移されたものだそうだ。寺の観音堂は9年に火事で焼失し再建されたものである。萩の堂の由来は昔一人の禅僧がこの地で6年間和歌の工夫を凝らしていたがある日どこからともなく和歌を詠ずる声を聞き豁然和歌の理を悟った。声の主を訪ねると一株の萩の株の下に短冊がありこれぞ観音の霊感なりと萩の堂を建立したという。1712年に増上寺に寄進された石灯篭が何故かここの門前に立っている。又寺域内には1762年に江戸神田のの小嶋さんから奉納された観音石像などがある。
卜雲寺本堂 卜雲寺入口の石灯篭 卜雲寺の観音石像 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.19 21:24:25
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