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5月4日 0時過ぎ
山口福祉センターを出て萩往還道入口までは、緩やかな上りの国道が続く。 ここを早足で歩いていくと、またはこさんに追い付いた。ここから二人で話をしながら歩いて進んだ。10分ほど歩くと、国道はまだ続いてるが勾配がキツくなってきた。 ウルトラマラソンを走る時に誰かと一緒に進む事は、精神的には心強いが、自分の微妙なペースを維持できない事が、時に致命傷になってしまう事がある。ここからは別々に進むことにした。 はこさんと別れると、ほどなく往還道入口に着いた。果てしなく続いてそうな急勾配の石畳。直前の高尾山トレーニングで、山登りのキツさは充分に経験した。リズムを崩さないように、慎重に登り始めた。 ただひたすら続く急な登りに、息は切れたが気持ちを切らす事はなかった。辺りは真っ暗闇で自分のライトが照らす箇所しか視界はない。この環境が集中力を持続させてくれた。眠気など微塵もなかった。 40分くらい登り続けると板堂峠に着いた。ここが萩往還最高地点だ。ここから4kmほど、下りの国道が続く。時間を稼げるところなので、少し速めのペースで走った。途中にエイドもあったが、良いリズムで走れていたので立ち寄らずに進んだ。 さすがに30分くらい下りを走り続けると、膝が痛みだした。再び往還道の登りに差し掛かったところで、おにぎりを1つ食べて痛み止めを1錠のんだ。 山道を登っては下りを繰り返して30分ほど進むと56km地点のエイドに到着した。 ここでペットボトルのポカリを補充してもらい、股ズレも気になりだしたのでワセリンを塗り直した。 エイドを出ると、しばらくは平坦な田んぼの中の道を走った。少しずつキツくなってきたが、蛙の大合唱でなんとなく和む気がした。 再び国道に出ると長い下りが続いた。本当にこの繰り返しだけど、140kmも走るのだから…何回でも繰り返してやるさ… 相変わらず気持ちだけは元気だ☆ 国道を20分ほど走り、またまた石畳を登り、石畳を下る。そこを抜けると明木エイドに到着した。ここがちょうど中間点だ。 お茶と饅頭をいただいてから、出発しようとした時 『まこっちゃん』 と呼び止められた。N氏さんだった。 お互いにまだまだ行ける事を確認し、エールを交わして別れた。 残りの往還道はあと4km。 たったの4kmだが、これがえげつないくらいの登りと下りだった…。 とても走れるような道ではなかったので、ただひたすら早足で歩いた。 辺りがうっすらと明るくなってきた時、長い階段の先に駐車場が見えた。 道の駅〔萩往還公園〕 往還道の終点だ。 [またまた続く] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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