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萩往還公園のエイドを出て、往還道に入ると急な山道が続きます。
10時を過ぎて次第に暑さも増してきましたが、暑いのも山登りも自分の得意分野、ブイブイ登りました。 この過信から、少しずつ歯車が狂いはじめていました。 次の明木市エイド(226km)には45分で到着。 快調なペースだったので、そのまま通過しました。 ここから果てしなく続く一升谷。 長いのは承知の上でしたが、ここで異変が… 「ここまで長かったっけ?」 体には余裕があったけど、もしかしてコースを間違えたのでは?という思いがでてきました。 一升谷を登りきり国道に出た時も、その風景に違和感があり、コースから外れてみたり引き返したりしました。 なんとか佐々並市のエイド(236km)に着くと、まだゴールには間に合う時間だったので、すぐに出発しようとしましたが、自分がどっちからきたのかもわからず、どこへ向かえば良いのかもわからない状態でした。 その後の記憶はとんでしまってるのですが、気がついた時には、他にランナーが一人もいない道をとぼとぼと歩いていました。 さらに彷徨い続けて、残り時間が一時間を切ったトコで、はこさんに電話をして自分がいる場所がわからない事を告げると 「危ないからそこから動くな、本部に車を手配してもらうから、そこで待ってろ」と言われました。 どれくらい待っただろう? 車が迎えにきてくれたので「リタイアします」と告げて、車に乗りました。 たくさんのピンチをしのぎ、いくつもの壁を乗り越えて、ここまできたのに… 最後は、あまりにもあっけないものでした。 [47時間30分、236kmのエイド通過後コースアウトでリタイア] 痛み止めの乱用、睡眠不足、極度の疲労… 脳がやられた原因は、いろいろ考えられますが、熱中症が一番の原因だったと思います。 今まで、暑さにやられた事などなかったので、対処方法を知りませんでした。 最後に車に収容された場所は、コースから10kmくらい外れたトコだったそうです。 今回、完踏証は貰えなかったけど、それに等しい結果は残せたと思うので、リベンジも考えてません。 ただ、みんなと共有できた、この48時間は、本当に楽しく充実した時間でした。 またいつか、必ずこの舞台に帰ってきます。 その時は、いったいどんな冒険になるのでしょう… 待ちきれないくらい楽しみです♪ [おしまい] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.14 01:33:20
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