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どこかで椎名誠が柿ピーを食べるときは柿の種5粒に ピーナツ3粒の塩梅が良いのだと書いていたなぁ・・・と 思い出したのは寒さが深まったからである。 それはTVCMで柿の種のキャンペーンで寝袋をくれるというのを やっていて、ロフトにてグランドコートで雑魚寝も少なくない僕は どうにもその寝袋に惹かれてしまったということで、その連想。 さて、そこでその黄金比率を試してみたのだが、 どうにも僕の口にはピーナツの油分が勝っている様に思われ。 そこからピーナツを半分にして5対2.5、5対2と豆を減らしていって ついには5対0.5粒に至り、それが一番旨いということになった。 ということになった・・・のだが、本当は、ということになる数秒前に ある大切な事柄に僕は気づいてしまったのだ。 僕は例えばカレーを食べるなら人参なら人参、じゃがいもならじゃがいも、 肉なら肉で食べたいので匙の上で各素材と同居してよいのは 飯とルーだけなのである。 いつこうなったのか自覚はないのだが、気づけば牛丼でも タマネギと肉は別に食べている。 せっかくネギダクにしてもらったタマネギの甘さや食感を 邪魔されたくないからなのである。 邪魔されたくないといえばカツカレーなどは カツにルーのかかっていないのを探してソースをかけ 同じくご飯の白い部分とで味わいたくもなる。 きっと各種混合の複雑玄妙な味の取り合わせを理解する自信がないのだろう。 しかし、この食べ方が何時から始まったのだろう・・・と なんとはなしに考えてみると、もしかしたらと思い当たったのは幼少期の偏食。 今では必須の素材であるカレーの人参もこどもの舌には癖が強く、 実際、今の人参よりずっと野趣に富んでいたと思う。 これは他の野菜もそうだと思います。 ほうれん草なんか形からして別物だしね。 で、苦手な人参を先にやっつけてしまおうとかあれこれ努力したのが この食べ方の始まりではないかなぁと思うのだけど。 今では楽しんでそれをやっているわけであります。 だから、結論としてはカキピーは柿の種だけ食べて舌が辛くなったときに ピーナツで中和させると良いというのが私的結論。 しかし、そうするとビールの出番が減るような、カキピーの消費量のみ 増えるような、メーカーの思う壺の様な気もするのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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