カテゴリ:今日のことば
来日した外国の方が、日本に慣れ親しんで、その後に日本を去る、、、
そのときに、「ああ~っ、残念だ。」と思う理由が、いくつかあるらしく、 そのひとつが、 清潔な新しい畳のうえで、湯上りに、浴衣で寝転がること。だそうだ。 もちろん、今の世であれば、少し違うかもしれないが、、、。 本畳の心地よさは、本物だ。新品のいぐさ香る畳であれば、なおだろう。 さてさて、本題。 「畳と女房は新しいほどよい。」 本義を知り、結婚式のスピーチでおっしゃった大先生がいる。 十八史略を著した安岡 正篤先生だ。 結婚披露宴だから、みなが驚く。 普通は、女房の新しいのがいいのだから、若い後妻の勧めだと思っている。 ところが、この言葉の本義は、 汚れて、かぐわしくなくなった、畳のようにならず、 生活に苦しみ、その美しさを失った女房にならぬように、 いつまでも美しくあるように、心から大事にしなさい。という本義らしい。 であればこそ、結婚式のスピーチにふさわしい。 畳も、ガラスも、レンジも、磨き上げて新品のようにいつまでも使いたいし、 妻もそうあるように、磨いて、磨いて、大事にしたいものだ。 玉も何もせずとも輝く、のではなく、 輝くための条件があろうというものだろう。 以上、安岡 正篤先生の十八史略より転載。 さてさて、皆様のご家庭の宝玉の状況は、いかがでしょうか? 記:とらのこども 参考 : http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4569663230.html 十八史略〈上〉激動に生きる強さの活学―現代活学講話選集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.30 12:20:29
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