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ところで、君子の交わりは淡。水の如し。 というのがありますが、
世間一般には、水臭いくらい淡いという誤解があるますな。 ちょいと話しを変えますけど、お茶の飲み方で三煎というのがあるらしい。 第一煎は温度を微妙に調節して甘みを味わい、 第二煎は温度を高めにするのやと思いますが、苦味を味わう。 第三煎では、茶の持つ渋みを味わうように淹れるらしいですね。 渋みいうのは、甘み、苦味、、さらに渋みのなかにこそある甘みを愉しむ。 最近、タンニン(渋み)のなかにカテキン(甘み)が見つかって、茶の湯の 三煎の意義が見直された記事をみたことであります。 話しを元に戻します。 君子の交わりは淡。「淡交」というお付き合いは、上記のお茶の三煎の如く 甘みも、苦味も、渋みもある、人生の労苦、機知、なんともいえない面白さ そうしたことが解る人物になってこその、お付き合いを指しているいうこと。 その窮みが「水の味わい」ということになるんやそうで、 君子の交わりは淡。水の如し。 このこころは、水臭い付き合いいうのは大間違い。 味わいの窮みとしての、水の味わい。醍醐味のあるお付き合いを指してこそ、 君子の交わりやそうです。 とすれば、「茶飲み友達」というのも、奥深い言葉いうことになりますね。 君子には、なかなかなれしませんけど、苦労はそれなりに積み重ねて齢を重ねていく。 せやから、ええ茶飲み友だちを得られるよう人付き合いせなあきません。 以上、安岡 正篤先生の解説よりご紹介。 自分を省みて、Aさんは茶飲み友達的人生の師であるし、 つい先日は、Tさんからソウルメイトと言っていただいて身の引き締まる思い。 Mさんとも、Sさんとも、もちろんOさんと茶飲み友達になりたいと思います。 まずは刻苦しつつ、奮励努力の毎日をよく送り。いつかゆっくりお茶を飲みませう。 人生は深く、楽しく、味わいがある。と思います。 今のところは、もがいているだけですけど。楽しく、味わいがあるのちゃうかなあ。 そう思いながらもがいているところが、30代の頃との差でしょうか。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.01 17:17:26
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