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馬場 伯明さんのプログより転載。
たまたま30代を含む若い知人らと飲んだ。「参議院選挙は、どう?」と 軽く聞けば「投票なんか、棄権、棄権・・・」という。青くさいオジン の私はついつい頭に血がのぼる。「なんで、行かんのか!」と酒の席で 大声。「おっさん、まあ、まあ、まあ」と逆になだめられる始末だ。 3年前「投票に行こう(2004/7/1)」という雑文を本メルマガに初投稿、 掲載していただいた。その後たびたび主宰者にお世話になっている。参 議院選挙にあたり少しリメイクして再提案したい。 選挙の投票に行かない人が多い。なぜか。棄権には理由(わけ)がある。 まず、投票に優先する趣味や仕事など面白いことや大事なことがある。 次に、自分の考えに合う政策や政党がない。 第3に、棄権によって今の政治に抗議する。最後に、これが決定的な理由 だと思うが、あきらめの「無力感」だ。 1票は大海への一滴にすぎない。今の世、人は孤立し1票なんかでは 「どうしようもない」と思い込む。この無力感は人を絶望の淵へと導く。 選挙に行っても、投票しても「しょうがない」のである。 しかし、世界の歴史を見よ。選挙権は世界中で人種、性別、財産などに よる差別や支配者の弾圧、妨害等に抗し、長い闘いにより得られた歴史 的権利なのだ。わが国では憲法15条により国民に付与されている。 投票は当然にすべきでありなぜ棄権はだめなのか。それは、ずばり、棄 権者の意思(心)を(候補者ではなく)投票者に無料(ただ)でやるこ とだから。自分が無条件に他人の支配下に入ること、つまり「投票者の 奴隷」になってしまうことだからだ。 投票は政治や行政に対し国民の意思を行使する最大の手段である。戦国 時代には武器を手にした殺し合いの実戦、今は選挙だ。「(浮動票層は) 寝ていてくれ」と発した(元)森首相の本音の名言(迷言)により、投 票の重要性が逆説的に証明された。 「この(三流)国民にして、この(三流)政治」といわれる。それなら、 当分の間開き直って、三流国民と自認し、三流国民にぴったりの判りや すい対応策をとるしかないであろう。 そこで、私見。個人の意思に左右されず、自動的、機械的、強制的に投 票率を向上させる対策を提案する。選挙権を国民の権利から国民の義務 に変える。納税の義務と同じ「投票の義務」とする。以下具体的な方法 を記す。 1.棄権者には違反金を課す。納税資格者には税金に加算し、無資格 者(年金受給者の一部等)からは給付金から差し引き、または年金保険 料等に加算する。(急病や不測の事態には例外措置をとる) 2.投票率が50%未満の選挙は無効とし再選挙とする。低投票率選挙区 等の国民は議員や首長を持つことができない。政治・行政は停滞・混乱 するであろうが、三流国民の自業自得。「しょうがない」。何回でもや る。 3.選挙権の付与を20歳から18歳以上に変更し被選挙権(衆議院・参 議院とも)も23歳以上とする。国民を早く政治に参加させる。人も鉄も 「熱いうちに打つ」のがよい。(世界の国の選挙権は95%が18歳以上) 4.政党助成金は廃止する。選挙・政治活動は政党や政治家に自腹で やってもらう。(これが筋論) 5.投票率向上のための広報・宣伝活動はただひとつ、「棄権はあな たの損、投票はあなたの得!」と地味に行う。 結論。選挙投票を棄権することは「天に向かって唾をする」行為であり、 まさに「自分の損」。投票は「自分の得」になる。この提案を実行すれ ば、投票を自分の損得に結び付けて考えるようになるので、選挙や政治 への関心が高まり、やがて政治がよくなる(かもしれない)。 さあ、これまでの棄権者のみなさん、7/29には、ぜひ、参議院議員選挙 の投票に行こう。 だが、ここで、重大なもう1つのテーマがある。それは選挙でどの政党 ・誰に投票するのかということである。私はこれには干渉できない。投 票率を大きく向上させつつ(三流)国民が乗り越えなければならない大 きな山である。(2007/7/17千葉市) 投票しように、まったく同感です。(各論は意見を異にするけれども、、) 基本的に政治の話しは嫌われるが、時間をかけて、 こうなって、ああなって、だから僕はどこの応援をしている。と妻に説明する。 そして、どうこうの理由であの政党は支持しない。ということも言っている。 家族に時間をかけて話しをしないで、誰にするのか? ただし、最終的にどこに投票するかを聞かないのは、極めて日本人的だなあと いう気もする。 とにもかくにも、投票に行きましょう!! 今、本当に大事なところだと思います。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.21 17:39:55
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