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数ヶ月前に、サミュエル・スマイルズ(SAMUEL SMILS・英)の「自助論」を読んだ。
明治の初めに「西国立志編」(中村正直訳)として発刊され、福沢諭吉の「学問のすすめ」と 並んで明治の青年たちに広く読まれたようだ。 当時の日本で総計100万部ほど売れたというからすごい。 「天は自ら助ける者を助く」, という有名な独立自尊のスローガンが、 明治の青年たちを奮い立たせた。 一説によると、スマイルズのころと較べて、現在のイギリスの勢いが衰えたのは、 イギリスの政治家たちが自助の心のない人たちを助けたからではないかと、云われている。 この本の原題となっている自助とは、 勤勉に働いて、自分で、自分の運命を、切り拓くことである。 つまり、他人や、国や、ましてや他国の助けを借りない独立自尊のこころである。 現代流にいうと、自己実現ということになるのだろう。 では、自己実現とは何なのか。 それはまず、 1)自分の好きなことをやり、 2)十分に食うことができて、 3)さらに、それだけに止まらず、その結果が他人によって高く評価されること。 これを以って、自己実現という。 本当に素晴らしい。 その方法論としては、 勤勉、正直、感謝 以外にはない。 というのが結論である。 この中では、「勤勉」がもっとも重要だと思う。 とにもかくにも大きい夢を抱き、その夢の実現に向けて倦まず、たゆまず働くことだ。 働いて、働いて、働いて、夢を掴むのだ。 「天は自ら助ける者を助く」、、、こういう人を天は助ける。 彼の夢はいつの間にか実現する。世の中にこれほど確かなことはない。 そういう意味では、 この世は、因果応報、善因善果、悪因悪果の世界なのだと思う。天は見ている。 とらのこどもは今、毎日、上海の新入社員研修をやっていて、 彼ら、彼女らが自分たちで新しいプロジェクトを取ってきて、 自分たちで設計した製品が、大きい売上げとなり、中国のお客様に喜ばれる。 そういう日が、近い将来に来るといいなと、こころから願っている。 最期には、任せて、祈る。これに尽きるのだけど。 祈りながら、研修をする毎日である。 「SELF HELP」の気持ちこそ重要なのだ。 これらが彼ら、彼女らに伝わることを祈りつつ、今日も研修の教材を作っている。 記:とらのこども 以上、2007年6月のプログ記事「SELF HELP」より再掲。一部改定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.11 18:48:22
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