カテゴリ:カテゴリ未分類
ミクシィは果たして時代を動かすだろうか?
プログは、風を起こすのだろうか? 少なからず時代の写し鏡にはなるかもしれないが、時代を動かすことはないだろう。 なぜならそこには「肉体的なぶつかりあい」、つまり「熱気」がないからと。 週間ポストにそう書いてあった。 それならば、新聞も、雑誌も、TVも、映画も時代を動かさないのではないか。 でも、そんなことは決してないように思う。 時代には時代の空気というものがあり、同時代に生きている者はそれを共有している。 プログにも、人気プログランキングがあるし、アクセスの多いプログであれば、 1日に数万アクセスを数える。そのプログが時代を動かさないはずがない。 劇作家であった寺山修二が、こう言っている。 「出会いの幸福論は、つきつめていくと数学の問題になっていく」(幸福論) 寺山のいう幸福とは、多くの人間に会い、交わり、影響を受けあうことを 「幸福」と定義していたのだ。 だから寺山は「別荘」ではなく、「セカンドハウス」を持て、と説いた。 「別荘」というのは、「生活半径を短縮し、できるだけ「出会い」を減らすために、 自分をかくすために持つ。」という思想である。 別荘ならば人間関係の煩わしさからは逃れられるが、出会いは皆無だ。 ゆえに寺山は、「セカンドハウス」をチョイスする。 「あちこちに自分をあらわすために、セカンドハウス、サードハウスとしての場所を 群集の中に設置し、人間関係をより複雑でわずらわしくする。」(幸福論) そして、複数の人間と濃密な関係を持つことこそ、 寺山が理想とする「幸福」であったのだ。 行きつけの喫茶店、BAR、○○会の会合、、、 人との直接の出会いがあるかぎり、そこはあなたにとってのセカンドハウスになる。 そこで濃密な人間関係を築き、幸福にひたる。 ミクシィは果たして時代を動かすだろうか? プログは、風を起こすのだろうか? きっと、時代を動かすことだろう。 なぜならそこには「肉体的なぶつかりあい」、つまり「熱気」をともなう集まりに、 次第、次第に変化していくからだ。そう思えてならない。 プログは生きている。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.26 22:12:59
|
|