カテゴリ:カテゴリ未分類
新英和中辞典 第6版 (研究社)より
gra・da・tion /gredn, gr‐/ →用例:by gradation 徐々に. 1a 徐々に変化すること,漸次的移行,段階的変化.→ b [しばしば複数形で] (移行・変化の)段階; 等級,階級,順序 〔of,in〕. →用例:the gradations of[in] color in the rainbow 虹のさまざまな段階の色. every gradation of feeling from joy to grief 喜びから悲しみまでのあらゆる段階の感情. 2 【画】 (色彩・色調の)ぼかし,濃淡法,グラデーション. 【GRADE+‐ATION】 カレーライスのように、ごはんとルーが別々で出るときに、 子どもは全部をかき混ぜてから食べるけれども、大人になれば適度に混ぜつつ食する。 日本の料理は、ご飯、種々のおかず、汁にお新香。 それらを順々に口に運び、食する。 当然、口の中の味わいは、そのときの配合によって味が変わっていく。 それを「口内調味」というそうである。 参考:質問広場/http://question.woman.excite.co.jp/kotaeru.php3?q=2074934 とらのこどもは、お酒と、コーヒーに凝ったころがあって、(若造のころですが、、) そのときに好きだった飲み方は、 水割り:氷は大ぶりが好き。。解けすぎはいけない。 継ぎ足すときは、まずウイスキーを少しだけ、次にミネラルを注いで軽くステアする。 最後に、も一度ウイスキーをたらして、表面に浮かべるやり方。 これは、一口目はストレートに近いガツンとした味があり、二口目、三口目と薄くなり、 下のほうは、水に近い淡い味わい。アルコールのグラデーションをグラス内に作るんですね。 ウイスキーフロートという飲み方です。ぜひ、お試しアレ。 コーヒー:これも甘みと、クリーミーさのグラデーションを作って楽しみます。 砂糖はできればコーヒーシュガー。グラニュー糖のときは、先にコーヒーをかき混ぜてから 砂糖を沈めます。スプーンで混ぜたりはしません。砂糖は底に沈殿させておきます。 ホンの軽く、上層だけをスプーンで回し、フレッシュを注ぎます。 フレッシュがくるくる回転して渦を巻きます。渦が広がって、少し沈み始めたころに、 口をつけ、苦くて、クリーミーな一口目を飲みます。 飲んでいくと次第にクリーミーさが無くなります。コーヒーの苦味、酸味を味わいつつ、 下のほうに近づくほど、砂糖の甘みも強くなってきます。 そして最後には、とろとろの甘い砂糖を含むコーヒーをひと啜り(すすり)楽しむ。 空に青色や、赤色のグラデーションが描かれるように、 こころのなかにも、あらゆる段階の感情がグラデーションのように渦巻いている。 ところで、山本五十六の言葉にこういう言葉がある。 苦しいこともあるだろう。 云い度いこともあるだろう。 不満なこともあるだろう。 腹の立つこともあるだろう。 泣き度いこともあるだろう。 これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。 苦しい、不満な、泣きたい気持ちを耐えて、耐えて、 自分を自分で温かく見守りたいものである。 味わいも、こころも、グラデーションのあるほうが味わい深いような気がするし、 もともと日本人は、こころのグラデーションがよくできているような気がする。 切れてはいけない。じっと耐えて他日を期するのだ。 記:とらのこども PS 上記のことばは、男を人間に変えて読めば、より普遍的だと思いますが、 この修行は、女性のほうがよりよくできているように思うから。 やっぱり、泣き虫な男の子にこそふさわしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.16 13:18:41
|
|