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特殊技能、身のこなし、目付き、気配。
ただものではない! そう思わせる雰囲気、特殊な技能というものはあるものだ。 隠していても、それと分かるほどの身体的特徴、技能というもの。 ある者は、その筋肉を見ただけで、 ある者は、すり足で歩くだけで、 ある者は、腰を落として構えただけで、ただものではないと分かる。 民俗学というのがあるけれど、そのなかにこんな記述があって、 わたしの記憶にくっきり残っている。 いわく、江戸時代の人は生涯、走ることがなかったらしい。 もちろん、泳ぐことも無かった。 いわんや、自転車にも、自動車にも乗れやしない。 ということで、走り方、泳ぎ方を知っている人は、ただものではない。 訓練を積んだ忍びの者と同じであろう。 江戸時代の絵に、両手をあげて逃げまどう人の絵を見たことがある。 なんとあれが、庶民の最もあわてて、最も早く逃げている絵である。 火事のときに、ああして両手をあげて前のめりになりながら、早歩きで逃げた、らしい。 現代には現代のただものではない人が大勢いる。 見た目は、普通の人間に見える。 しかしながら、江戸時代の走れない庶民に対する走ることのできた人のように、 現代のただのもではない人は、何かすごいはずである。 外国語を流暢に使う人かもしれないし、 人のこころを操る怪人かもしれないし、 お金に使い方に最高の技能を持った人かもしれない。 発見してみましょう、現代のただものではない人を。 見つけたら教えてくださいね。そっと。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.19 23:19:09
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