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古代ギリシアの意思決定は市民集会だ。
20歳から60歳の人を集めて市民集会をするのだが、そのうちに人が集まりすぎて 話がまとまらないということが分かってきて、その町ごとで代表を出すようにした。 その代表が100人委員会を作るわけですがそれでもまだ多いというので、 その100人委員会の中からさらに非常に前向きで物事を考えられる人を10人集め、 その10人の組織を「ストラテゴ」と呼んだ。 これは戦略の英語の「ストラテジー」の語源である。 そのストラテゴというのは何かというと「構想」なのだ。 要は都市国家をどういう都市国家にしていこうかという構想を持つことが、 元々「ストラテジー」、「戦略」の意味なのだ。 現代日本には、このストラテゴがいないことが最大の不幸である。 ギリシア最高のストラテゴであるペリクレスをはじめ、世界史上の例を参考にして、 戦略をランドパワーとシーパワーの観点から考察する。 世界史を通じてランドパワーとシーパワーを理解することは、 孫子の説く、「敵を知り、己を知る」ことでもある。 以上、江田島孔明さんの「世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略」より。 ネット検索すると、この論説全文が見ることができます。超大作、見ごたえがあります。 記:とらのこども ps ストラテゴが無ければ作れば良い。作った者こそが何かを成し遂げる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.26 12:05:10
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