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新しい自分を発見する [ 友だちの刺激 ]
例によって、休日再掲シリーズです。 休日に、過去の記事のなかからピックアップして掲載しています。 *********************************************************************** 誰かに出会う。誰かと話しをする、 食事をする、飲む、遊ぶ、そして誰かを好きになる。もっと好きになる。 「出会った誰か」を主体で考えるのが普通だけれども、 ホントは違うと思う。誰かを好きになるということは、新しい自分の発見だ。 人を好きになると、驚くことがいっぱいある。 まず、相手に対して、知らなかったことをどんどん知っていく。 名前とか、住所とか、年齢とか、やってきた諸々のこと。そして現在のこと。 さらに、今まで知らなかった自分を見つけていく。 これこそが「人を好きになる」ということだ。自分がどんどん変わっていく。 まるで、カフカの変身のように。違う人間になっていくのだ。 相手と付き合っていくうちに、相手が自分の鏡になっていく。 相手のことで、好きなところ、嫌いなところ、自分にあるところ、無いところ。 それが、だんだん分かっていく。 例えば、こんな人は嫌だと思っていた人なのに、 どんどん惹かれていく自分を見つけたときに、今まで知らなかった自分を見る。 清純な女子高校生が、暴走族に入っていくのもそう。 子どもが生まれて、お母さんになっていくのもそう。 わがままな連れ合いを、励ましたり、怒ったり、泣いたりするのもそうだ。 新しい自分というのは、新しく生まれ変わることではない。 もともとあった自分の再発見だ。今まで知らなかっただけなんだと思う。 自分のことをわかっているつもりで、分かってないことはたくさんある。 良い部分もあれば、悪い部分もある。 友人、知人、恋人、家族を通じて、それがわかってくる。 新しい友達は、角度の違う鏡だ。右後方からのうなじの色っぽさが再認識できる。 そんな角度の自分って、見たことないでしょ??? そういう発見がなかったら、その人と付き合っている意味もないし、 その人のこと。本当に好きじゃないんだろうと思う。 だから、そういう自分を見つけさせてくれる人と付き合いたいと思う。 だから、いろいろな人と合うべきだし、年の違う人、性別の違う人は発見が多い。 とらのこどもは、小学生の子どもに教えられることが多くある。 子どもの友だちと一緒に遊んだり、食事をするときに、誰かの話しをしたりする。 ドキッとするような、本質をついたコメントが多い。子どもはすごい。 好きな人と何かをすると、 ゲームなんて嫌いと思っていたのに、ゲームにはまったり、 アウトドアは嫌いと思っていたのに、その楽しさにはまったり、 テニスや、水泳や、スキーにはまったりする。 なんで好きになったかが問題ではない。好きになって何を発見したかが大事だ。 好きな本を見つけることで、好きな人を見つけることで、 好きな自分を見つけることになる。 私の内なる自分は、あなただったかもしれない。だから惹かれる何かがあるのだ。 このプログを、すべての友人、知人の皆さんへ捧(ささ)ぐ。 会うたびに日本語が上手になっていく韓国人スタッフがいる。 会うたびに仕事が上達していく新入社員がいる。 会うたびに素敵になっていく人がいる。 もし、その人のそうした変化に、ほんの少しでも関与できていたら、幸せだと思う。 記:とらのこども 注)以上の内容の主要部分は、ずいぶん前にとらのこどもが本で読んだものです。 いいなあと思って、いつまでも私の心に残っていて、ブログで紹介しました。 今回、自宅で本を探しましたが、元ネタは残念ながら発見できませんでした。 たぶん10年ほど前の本で、女性の作者だった。 オリジナルを紹介したかったのですが。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.30 20:48:57
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