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最近の国際政治と経済活動を俯瞰すると、
力こそすべてであるという猛烈な圧力と、儲けるためには手段を選ばないという 誤った自由が横行しているように見える。ある種の怪物を見ているようだ。 そかもそれはある国内に止まることを知らず、 グローバルスタンダードという名の下に、経済戦争となり、無防備なアジア諸国や、 南米地域や、旧共産圏、大国のなかでは韓国までがその餌食となった。 金融の自由化の結果、ビッグバンとかなんとかいいながら、 金融、流通市場を「カジノ」にしてしまっている。 今日も続く日本の異常に安い金利。 その10倍以上の金利と、株式の高騰などを通じて、日本だけでなく多くの国から 金と言う金を吸い寄せて、貿易赤字の補填をし、株や現物や通貨に投資して多くの 暴騰が起きてきた。この米国中心経済の基本的構図は、今なお変わっていない。 そして市場から、国家から、あらゆる経済活動から、この構造は見放されつつある。 米国中心経済の基本的構図は、ようやく壊れかかっている。 高金利を餌にして、日本などから吸い寄せた金で投機には使えたけれども、 高金利自体が米国企業を痛めつけ、国際競争力を弱らせる。 米国経済は、本体である産業界と、投機である株式市場の間に迷いながら、 結果的には高金利を容認し、ユーロ高、円高を容認し、沈んでいく。 日本はダメだ。日本は沈没していくと言う人は少なくないが、 日本は永らく世界一の債権国を堅持しているし、国民預貯金総額は2千兆円を超える。 あらゆる分野の研究開発力も世界のトップレベルにあり、 多くの企業では、日夜、新製品の研究、開発、試作、評価などが繰り返されている。 かつて、金融戦争には負けた日本ではあろうが、日本の主役である製造業、生産、販売 流通、その他の分野で、今まで以上に健全に進めばいいのだ。 「日本には日本の生き方がある。」 塚本三郎さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.26 21:24:12
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