テーマ:本日のお勧め(385971)
カテゴリ:家族の話し。
「イルカに乗った少年」なら絵になるが、「蜂に刺された少年」ならギャグだろう。
でも、繰り返し、繰り返し、蜂に刺される少年というのは実在する。 今日はそんな少年の話しである。 MOMOの実家の庭には、かぼちゃが植えられていた。 ある日、かぼちゃ畑を見ると黄色い花がきれいに咲いている。のどかな庭の風景だ。 その中のひとつに、蜂が入っていた。オシベのまわりを、もそもそと動いている。 ふと思いついて、花を手でつまんでみた。 「ぶーん、ぶーんっ!」と蜂が暴れるけれども、出口が無い。逃げられない。 MOMOは,うれしくて小躍りしたくなった。 なかなか面白い思いつきだったぞ~、と思った。 「ハハハッ!逃げられんだろう。蜂のムサシもこれまで。ハハハッ!」 ところがその瞬間。 「チクッ!」 なんと蜂が、かぼちゃの花びら越しに指を刺したのだ。 「あうっ、痛っ。」 思わず握り締めていた花を放す。 ぶぅーん。 蜂は飛んでいった。 指は痛い。 猛烈な痛みだけが残った。 空を見上げて、蜂に悪態をつく。 「くそっ、くそ~。」「蜂のやろう。」「今度会ったら、ぶっ飛ばしてやる。」 痛みはますますひどくなる。涙が出てきた。 うるさく騒いでいたから、家の中から、いとこがでてきた。 「どうしたの?MOMO?」と聞かれれば、なぜかますます涙が出る。 「うっ、うっ。蜂は刺したから、死ぬんだよね。死ぬんだよね。。。うえーっ。」 我ながら、馬鹿な少年であった。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.01 15:55:41
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