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月のうさぎの話し
月のうさぎの伝来について、歴史的なもの、科学的なものから考えてみた。 (歴史遺物より) 法隆寺の中宮寺所蔵である、天寿国曼茶羅繍帳残欠(国宝)には月が描かれ、 下左横に兎が両手を上げており、中央に薬壺が描かれている。 662年。推古天皇の30年。聖徳太子の逝去をしのび、橘大女郎が作らせたものと あります。左上に月が描かれ、右に桂樹、中央に薬壺、右に兎が描かれております。 これは古代中国において、月で兎が不死の薬を搗くと考えられていたものが、 日本に伝わってからは餅を搗くと変化したしたものと云われているそうです。 変化の理由は「満月」を「望月」と云いますが、これが「餅搗き」と転化したとの説。 その他月宮殿は古鏡に描かれていますが、年代が不明です。 「鏡」と云う言葉も気にかかります。 不死の薬が餅に変化したことは、中国は唐代、日本では飛鳥時代で、一応時代的にも 矛盾しないようです。 (最新ニュースより)2007/12/06-06:04 月の「海」形成、定説以前から=43億年前、隕石の年代分析で-広島大 広島大の寺田健太郎准教授らは、1999年にボツワナで見つかった月からの隕石 (いんせき)が、約43億5000万年前に生成されたものであることを確認した。 隕石は、月の表面で「海」と呼ばれる平らな領域と同じ玄武岩が主成分だが、 約30億~39億年前とされる海の形成より古く、月の進化過程の見直しにもつながると いう。論文は6日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。 月の地形は白っぽく見える「高地」と、黒い玄武岩の海に分かれている。 高地はマグマに覆われた月が冷える中で、軽い成分が表面で固まり、その後に内部から 噴出した溶岩が固まって海を形成したと考えられてきた。 ところが、寺田准教授らがウランの放射性同位元素を使った年代測定法でボツワナの 隕石を調べたところ、高地の形成と同時期の約43億5000万年前にできたものと判明。 さらに、含まれている微量な元素の組成も異なり、現在の海が形成される以前にも、 別の海が形成されていた可能性が高いことが分かった。 どちらにせよ、月には海がある。そしてその海の形は、うさぎに見える。 どうやら、餅つきをしている。月にはうさぎがいるのだ。 こどものとき、サンタクロースよりも、わたしは「月のうさぎ」を信じていた。 測量用の望遠鏡で、親父と飽くまで月を見た。今、思えば良い思い出である。 わたしの実家は、「天の川」がちゃんと川に見えるところにあった。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.15 13:18:50
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