テーマ:韓国!(17296)
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韓国のサムソンがすごい、という話しはいくらでもあるが、
それを計量的にどの程度、知っているかは個人差が大きい。詳しくは、私も知らない。 休日の時間を少し使って調べてみた。 ふーん、なるほど、そうか、へえ~、それはすごい。こんなこともあるんだ。。。 と思いつつ、いろいろな情報をネットサーフィンしてみた。面白かった。 97年のリストラでは、国内従業員を58000人から42000人へ30%も削減。 実際に会社を去ったのは、50歳以上の社員。その結果Mサムスンは一気に若返った。 パフォーマンスの低い社員に対して下から5%の社員はクビになり、5~10%に入る 層には警告が出される、日本企業には考えられない過酷な人事管理。 サムスンが特に強いのは半導体と液晶パネル。技術的にも、日本と並び、中国市場でも 勝てる商品群を持つことで急成長してきた。まさに韓国経済のけん引役だった。 しかし、ウォン高が進み、輸出競争力は為替の問題で着実に低下しているのとのこと。 いまや、どのメーカーでも、グローバルな製品調達が進んでいる。同じ、性能である ならば、安いところから仕入れるのは自明の理。そうやって伸びてきたはずのサムスン に価格競争力がなくなりつつあるとしたら、同じ価格で売る為に、利益を削減せざるを 得ないのでしょう。 80年代後半に円高が急激に進んだ日本と同じような状況が、起きているような気がする。 その時にも、乾いたぞうきんを絞るようなコスト削減を行い、日本の企業は蘇ったが、 サムスンにも、その試練が訪れている。もちろん、そのためには、大幅なリストラと、 組織の再構築が不可欠なことになろう。 収益力低下でサムスングループの司令塔である「戦略企画室」は、新事業発掘や、投資 見直し、競争力の弱い事業の効率化を指示している。今回のリストラは約10%規模。 97年に次ぐ規模となる。役員クラスも20%程度を削減のようだが、どうなるのか。。 サムスンの役員は、約1500人。300人が削減と聞いたが、どうなったのだろう? 人材バンクにサムスン元役員の求人がいっぱい出ていたようだけれども。。。 ソウルがでかすぎること、その位置。 サムスン、現代など主要企業がでかすぎること、その製品の偏り。 韓国の抱えるリスクは大きい。 営業不振のSANYO、プレステ3がこけたソニーだけで、日本はこけたりしないけど、 韓国は主要な何かにトラブルがあると、非常に大きい問題になりそうだ。 いいときはいい。悪いときは?? 国も、企業も、リスクマネジメントが重要だ。 ゆえに、新大統領への期待は大きい。 きっとその処方箋は、日本へ参考になる。決断と実行。これこそ韓国の強みだ。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.28 21:49:46
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