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1822.ユダヤ人の分裂
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k6/161127.htm ============================== 絶望から再度の不死鳥へ S子 「一見逆説のようだが、逆説ではなくて真実である。文明の度が高 ければ高いほど、その民族の制覇は容易になり、低ければ低いほど 、その民族の制覇は困難になる。」(「ローマ人の物語 パクス・ ロマーナ 中 15」 塩野七生著) このくだりを読んだとき、私は現在置かれている日本の状況、また 今現在米国が苦戦しているイラク戦争の実態がまっすぐに浮かび上 がってきた。 米国は軍事大国では世界を圧倒しているのは誰しもが認めるところ であるが、その軍事力を支えてゆく経済力は消耗しつつある。今後 普通の大国として米国が生き延びてゆくとしてもあまりにも広大な 国土ゆえ、車社会構造からは米国は脱却できない。というか、その 車社会に支えられてこそ米国は成り立っている。そのために中東の 石油支配をもくろみ、ファルジャーでの戦闘行為(ほとんど意味を もたない殺戮劇になっている)は、米国の捨て身の意地がかかって いるように思われる。 米国による戦後の日本統治があまりにもうまくゆき過ぎたことに気 をよくし、ベトナム戦争での教訓を米国が生かしたのかどうかは定 かではないが、またもや懲りずに二匹目?のどじょうをイラクで狙 ったようだ。が、米国はここで文明というものを正しく理解してい なかった。日本統治がうまくいったのは、何も米国流の民主主義だ とか自由主義、個人主義がよかったからではない。それを受け入れ る下地としての日本に精神性の高さがあったこと、文明が進んでい たことによるものだったのである。文明が進み高かったからこそ、 米国を理解し受容することが可能だった。それを米国は誤解してお り、戦後のめざましい日本経済の発展に米国の価値以上のものはな いと勝手に判断した。 迫り来る石油資源の枯渇問題や双子の赤字増大による米国経済の消 耗、それに伴うドル機軸通貨体制の揺らぎから、米国は徐々に追い つめられている。軍事力だけでは米国を支えることはもはや困難だ と気づいた。普通の大国として生き延びるとしてもやはり石油は車 社会の米国には不可欠なのである。中東の石油支配さえできれば、 米国は世界覇権はできなくとも、それでもなんとか国家としての体 裁を保つことはできる。 しかし、イラクのように多民族であることやイスラム教であること 、そして文明が低いところでは米国を受け入れる下地ができておら ず、反発はより強くなる。結局戦争をしてもゲリラ化、テロ化、泥 沼化してしまう事態に双方が陥る。米国はイラク戦争で経済の消耗 戦を強いられることになり、時間の経過とともに米国は徐々に衰退 してゆくように見える。 その米国に資金援助を惜しまず愛?をふりまく日本であるが、それ を国際金融資本はうまく利用し、日本を解体、崩壊へと導いている ように思える。ますます厳しい状況が見え、小沢氏が以前に言って いたように「日本人は地獄をみる」のかもしれない。しかし、中途 半端に生ぬるい状況下で生きているのか、死んでいるのかもわから ないより、地獄まで落ちて人は絶望したほうが真に覚醒するのかも しれない。そこまでにならないと日本人は覚醒できないところまで きており、絶望したからこそ初めて見えるものもある。再度の不死 鳥に返り咲くにはここまでの覚悟が必要だということかもしれない 。。。。。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) 今の日本は、1000兆円の国債があり、かつ国家経費の削減をし ようとしている分かるが、できない状況になっている。1000兆 円で金利2%になると、20兆円の予算が金利の支払いで取らる。 国家予算80兆円で、20兆円の利子の払いとすると、60兆円で 国家予算を組む必要があるが、現在毎年、新しく国債を発行してい る状況で、国債が減る方向ではない。 地方と国の費用分担もあいまいであり、このままの状態でいつまで 国家財政が持つか心配な状況になっている。この上に、国民の貯蓄 が減額方向になり始めている。そして、米国ドル暴落などの世界的 な動乱の様相を呈してきている。世界的な財政の破綻を引き起こす 可能性もある。 ODAは減少させているが、国連で常任理事国に中国の反対でなれ ないなら、中国の国連供出額より少なくすることを、日本は宣言す るべきである。「権利なくれば、負担もなし」の米国建国と同様な ことができるはずだ。負担面と予算面から国連を見捨てることも必 要である。日本に権限がないものには、金も出さないことを徹底 するべきである。 国内でも、選別をすることが必要である。日本の国道の整備、河川 の整備などももう新たには必要がない。保守だけにする。それも、 最低限にする必要がある。都市空間の道路は整備が必要であるが、 これは利用者が多いためと世界からの投資を入れるため魅力度を上 げる必要があるためでだ。軍事費もロケットなど攻撃防御兵器への シフトなど選択的にする必要がある。国会も一院制にするなど このような大胆な予算の見直しがないと、日本の国家予算の破綻が 迫っている。 もう1つが財投であるが、こちらもどうしようもない。投資効率を 考えるべきである。エマージング国家投資で得た利益で国家財政を 賄いような大胆な案を取るしかないが、そのような案を取るような 官僚組織ではない。このように国家財政破綻が迫っている時に、世 界情勢もさし迫っている。 米国のドル崩壊に引きずられて、円も崩壊する危険性があるという ことでしょうね。 しかし、日本国民は平和ですね。何も心配していない。これが私か らすると不思議なのですが、日本人は日常の生活に充足感を持てる 環境にあるでしょうね。そして、円の危機も、日本人は危機の場に ならないと気が付かないのでしょうね。それも危機を一過性と思っ ている。ああー、それが心配ですがね。しかし、何事もなく、日本 では過ぎ去るのかもしてないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.04 18:30:21
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