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六月 茨木 のり子
どこかに美しい村はないか 一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒 鍬を立てかけ 籠を置き 男も女も大きなジョッキをかたむける どこかに美しい街はないか 食べられる実をつけた街路樹が どこまでも続き すみれ色した夕暮れは 若者のやさしいさざめきで満ち満ちる どこかに美しい人と人との力はないか 同じ時代をともに生きる したしさとおかしさとそうして怒りが 鋭い力となって たちあらわれる ―渡辺知明によるポッドキャスティングのための朗読作品―詩集のリンクもあり。 六月/茨木のり子 : http://kotoba-hyogen.seesaa.net/article/13497578.html 詩集:「言の葉さやげ」 茨木 のり子 すっごくお勧めです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.23 18:46:25
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