ロドリゲスとらのこども・超克編

友人のなかにしろ、親類のなかにしろ、
ガンのような人がいたりするもので、普段はおとなしくしているが、

時に大暴れして、周囲を困らせる。

周囲の温かい扱いでよくなると思いきや、
逆効果のことが多く、

悪女の深情けとは、罪が重い。。。
そういう気がしている。

とはいえ、今のご時勢、
身体を張って、殴ってくれる人というのもなかなかいない。

かくして、ガン細胞の活動は止む事がない。
自分で自分を殺しつくすまで、ガン化していく。

そういう人を、「では、俺が殴ってやろう！！」と思うが、
周り中に止められ、果たせずにいる。

かわいそうなのは、周囲の人よりも、
本人のような気がする。

ひとりぼっちだ。

記：とらのこども


ｐｓ　彼の父親は、彼を一度たりとも殴らなかったらしい。
　　　子供のころに、殴るチャンスはあったろうに。

　　　たぶん、あの父親は逃げたのだ。
　　　そして、彼の息子もまた逃げている。