テーマ:徒然日記(23505)
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「噂の地酒を探る会」というお店?(個人の家)があった。
今はもうない。 そこの親父殿は著名な書家で、 特に日本酒のラベル書きにおいて、最高峰と言われていた。 「日本国内のラベルは、ほとんど全部、わしが書いた!」 と豪語するごとく、全国の銘酒がそれこそ何でも飲めた。 それも限定数百、数千本というような凄い酒がゴロゴロ。 ラベルを書いた蔵元から贈られるのだが、 到底、一人では飲めるはずもない。 というわけで、「噂の地酒を探る会」というお店となった。 とはいえ、普通のお店ではないので友人、知人限定。 または、友人の紹介(同行に限る)という厳しさ。 元近鉄の今は故人となった仰木彬監督がよくいらしてました。 お客さんには、有名人も少なくなかったようです。 残念ながら芸能界に疎い私はよく分かりませんでしたが。。。 このお題。人は人を求めるのだ。 ということを書きたかったのです。 親父殿は、普段は兵庫県の山奥にいたはずで、 ときどき山から下りてきて、天王寺にある自宅へ客を呼ぶ。 私たちのような若い客は少なかったようで、 ずいぶん可愛がってもらいました。(⇒いっぱい飲まされた!) とにかく、倒れるほど飲んで、 ふらふらと仲間と歩いた路地裏の街灯、ガード下の自転車。 支えて支えられて、いつもどうやって帰ったのか。。。 実に懐かしい。私の青春は、なぜかいつも日本酒の香りでした。 そういうお店、そういう仲間。 うまい酒。いつまでも続く長い長い夜の時間。 いろんな人に迷惑をかけて生きていたんだなあ。 少しでも、人の役に立ちたいと思います。 記:とらのこども ps そのお店。お品書きは何も無し。 これが飲みたい!と言ってもダメ。まずこれを飲めからの スタート。どうだ、うまいか?じゃあ、次はこれだ!! そして、次から次へと飲まされる。 お会計も、大将が「う~ん、5万円!!」とかって感じで きわめてテキトーな感じ。でもきっとめっちゃ安かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.19 08:21:58
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