カテゴリ:カテゴリ未分類
現行憲法を作るとき、日本から軍をいっさいなくそうとしたのは、
GHQのマッカーサー元帥ですが、それを受け入れたのは、首相 幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)です。 ところが、それはマッカーサーを欺くトリックだったという説が あります。マッカーサーを引っ掛けて、日本がアメリカの尖兵に なるのを避けようとしたというのです。 「昭和の三傑」著者:堤堯/集英社インターナショナル 著者の堤堯さんは、元文芸春秋編集長です。 幣原喜重郎は戦前、国際協調路線を取り「軟弱外交」と言われた オールドリベラリストですが、終戦の年の10月に、首相の座に 就いています。堤さんの説によれば、 この幣原喜重郎が憲法第9条、いわゆる「戦争放棄」条項をマッ カーサーに提案して、それとの交換条件で天皇制を存続させたと いいます。だから、第9条を含む現行憲法は、押付けではない。 むしろ幣原喜重郎がそのアイデアを出したのだと書いています。 そこでこの本のサブタイトルが、「憲法9条は「救国のトリック」 だったとなっている。究極のトリックではなく、救国のトリック だというわけです。 堤さんの仮説の当否はともかく、第9条は日本国憲法のなかでも いちばん重要なポイントです。正当防衛まで否定しているわけで、 普通の国ではありえない条文です。 憲法の草案が発表されると、かの共産党も反対しているほどです。 共産党の幹部・野坂参三なども、「武力を完全放棄してどうして 国の安全を保てるのだ」と、国会で幣原首相に詰め寄っています。 さて、真実はどうだったのでしょう。 残念ながらその関係者は、もういません。 そろそろ普通の国になるために、真剣に努力すべき時期でしょう。 それを歴史の大先輩たちも望んでいると思えてなりません。 考えろ、考えろ、考えろです。 現状維持だけで良いというのは、思考放棄に他なりません。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.24 23:45:10
|
|