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16才の少女が死刑(BBC NEWS)イラン
宗教というものは人の幸せのために、存在するのではないか。 宗教を理由に人々を迫害するなんて、本末転倒ではないのか。 現実の社会には、そういう例が枚挙にいとまが無い。 『事件が起きたのは今から5年前のイラン。2004年8月15日、 Atefah Sahaalehという16才の少女がイランの公共広場で 絞首刑に処されました。 経緯は以下の通り。 イスラムの法律である「シャリーア」によると、死刑に相当する 罪は大きく3種類。殺人、麻薬密輸入、そして婚外交渉。 少女が死刑にされた理由は、「カン通」の罪。 もちろん結婚なんてしていないわけで。 このことは出生証明書と死亡証明書の双方が揃っていることから 証明されており、これがきっかけで調査が行われます。 彼女は13才の頃にパーティに出席した際、自動車の中で少年と 2人きりでいたという理由で「道徳警察」により「純潔に関する 犯罪」で逮捕され、刑務所で短期間ではあるけれど放り込まれ、 むち打ち100回の刑を受けます。 また刑務所からの釈放後、彼女の年の3倍と同じくらいの年齢の 男性から暴行を受けていたそうで、それがAli Darabiという既婚 で子どもがいる51才の男性。この男から数回にわたってレイプを されていた、とのこと。 彼女はこの事実を警察や家族に言わず、結果として再び道徳警察 によって逮捕されることになります。 さらに、追い打ちをかけるようにして、とんでもないことに、 彼女が不道徳の原因であり、地域の同年代の少女に対して悪影響 を与えているという申し立てが地元民によって行われたそうです。 逮捕されてから3日後、彼女は裁判にかけられ、 この段階にいたってついにレイプされた事実を告白したのですが、 年齢を考えると、レイプされたことが証明できなければ彼女の罪 となり、そしてレイプされた事実を証明することがイランの法廷 では極めて難しく、さらに男性の証言のほうが女性の証言よりも 重視されるため、絶望的状況となりました。 彼女は自分の主張が全く受け入れらないため、裁判官に叫んで訴え、 挙げ句の果てにベールを脱ぎ捨てたそうです。 ところがその行為が致命的な打撃となり、彼女には死刑が宣告さ れました。そしてなんと翌朝の午前6時、絞首刑となりました。 彼女の死刑は家族には通知されず、裁判所の記録によると彼女の 年齢は「22才」ということで処理されたそうです。 一応イランもいろいろな国際法に批准しており、18才以下の時は イスラム法を適用しないとなっているのですが、 それを無視するために「22才だ」ということにしたようです。 22才という年齢は裁判官が彼女の体を見て決めたそうです。 なお、レイプした男性の方は95回のむち打ち刑に処せられました。 ちなみに、イランの絞首刑というのは日本のような首つり式ではなく、 まずクビに縄をくくりつけ、その縄をクレーンで引っ張って首を絞め るという方法のようです。』 そも宗教とは、誰のために鐘を鳴らすのか? 福音を求むる個人のためか、それとも。。。 記:とらのこども ↓↓応援していただけると、うれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.07 17:40:12
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