テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:季節の話し
春ゆふべ鈴を鳴らして帰りけり
(はるゆうべ すずをならしてかえりけり)■ 明隅(あけすみ) 玲子 カラスがねぐらへ帰る夕方、かっては子どもたちも 家に戻った。母親も戸口に出て子を呼んだ。 昼間の人間の時間が、夜の魑魅魍魎の時間へ移行する 時間帯、それが日の落ちる夕方だった。 ・・・坪内 稔典 「季節のたより」 この「季節のたより」に坪内稔典さんの紹介で、 「眼にあてて海が透くなり桜貝」(松本たかし) が紹介されていた。 それをもとに妻とわれわれが住むこの地にも、今は自然の浜はなく、 子供の頃に海岸で、桜貝を拾えたが今はもうないという話になった。 妻は子供の頃、宝物のように集めたことなで懐かしそうに話した。 そうした目でみると次のような綺麗な句があり、ゆめとやさしさと 砂浜で遊ぶ子供の姿が伝わってくる。tosifuruさんのブログより。 「さくら貝恋路が浜に拾ひけり」(吉田冬葉) 「紀の海の波より生れし桜貝」(田畑美穂女) 「引く波の引くたび残し桜貝」(鷹羽狩行) 俳句に切り取られた世界。ちいさなできごと。 それに心寄せる人、やまとことばの世界。 感性のせかい。まごころ。 こどもにつたえたい世界だと思う。 記:とらのこども@再掲シリーズ 今度の休みは、潮干狩りの予定です。 縄文人のこころが騒ぐ、毎春のわが家の行事です。 今週はダメだけど、来週の土日は二重丸!! いっぱい取るで~っ!!燃えるわが家一同です! ↓↓応援していただけると、うれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.04 11:31:04
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