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ロドリゲスとらのこども・超克編

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2009.04.05
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テーマ:徒然日記(23497)
カテゴリ:小説みたいなもの
御伽草子の「浦嶋太郎」では、
竜宮城は地上にあり、太郎は亀の化身の女房と契りを結びます。
竜宮には四季の庭があり、東西南北をぐるっと見渡せば1年が
経ちます。玉手箱には、太郎の700年の年齢が畳みこまれて
いたのでした。箱を開けた浦嶋太郎は、鶴になり、亀とともに、
丹後の国の明神様になる、というストーリーです。

その書き出しにはこうあります。
昔、丹後の国に、浦嶋といふもの侍(はべり)しに、その子に
浦嶋太郎と申して、年の齢二十四五の男(おのこ)ありけり。

そして太郎は亀を助けた。その翌日、小船に美しい女性がただ
ひとり乗ってやってくる。乗っていた船が沈み、自分はこの舟
に乗って流されてきた。自分を本国まで送ってくれと。
(後で、この女性は本当は竜宮城の亀だとわかる)

そして太郎は、はるか十日余りの船路を送っていく。送ってい
った先は竜宮城であった。そこで太郎はその女を妻に娶り三年
をおくった。いわゆる乙姫様のご馳走に鯛や比目魚の舞踊り~。
(三年が程は、鴛鴦の襖の下に比翼の契りをなし。。。とある)

ところで、三年になったとき太郎は一時休暇を願い出る。一旦
国許へ帰り、父母にこの事を報告してくるというのだ、それで
女は良人に一つの箱を持たせて国に帰らせた。

故郷に帰ると、故郷は一変している。誰も知るものとていない。
太郎はある老人に「浦嶋と言う者について知らないか」と問う。
「その浦嶋とやらん、はや七百年以前の事と申し伝え候」と言う。

3年ではなく700年もであるから、ふるさとは激変している。
たった三年なら「帰ってみればこは如何に/元いた家も村もなく/
路に行き会う人々は/顔も知らない者ばかり」とはならない。

わたしなどは、四国の故郷から出て三十年以上になるが、
新しい道路や、商店など、大きく変ったこともたくさんあるが
あっちこっちに昔の痕跡があり、知り合いも大勢いる。

で問題は玉手箱である。唱歌では「開けて悔しき玉手箱」である。
太郎は、玉手箱の蓋を開けた。するとどうなったか?
文部省唱歌だと「中からぱっと白煙り」であるが、

御伽草子では「中より紫の雲、三すぢ上りけり」とある。
微妙な違いだが、大きい違いだ。

(買い物に出掛けます。続きは後ほど。。。)


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最終更新日  2009.04.05 14:39:57
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