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むかし~、むかし~、うらしまは~、助けた か~めに 連れられて~、
竜宮城へ行って見れば~、絵~にも 書けない~ 美く~しーさ~。 誰もがよく知る、浦島太郎の歌です。 この歌は、2番の鯛や平目の舞踊り、3番でご存知玉手箱をもらって、 帰省してショックを受ける4番へと続きます。そして、5番!! 心細さにフタ取れば、開けて悔しき玉手箱、 中からぱっと白烟(しろけむり)、たちまち太郎はおじいさん。 子どもの頃には、「おおーっ、白い煙りでおじいさんになるんやー」 恐いでー、かわいそうにーー。で終わりだったけれど、 大人の理性で考えれば、愛しい良人に「じいさん」になって終わり!? というのは、何とも理解しがたい。長年の疑問だったところだ。 700年のと幾年を畳み込んで玉手箱に入ってはいても、宝箱ならば うれしい方向の奇跡が起こるべきじゃないか?というのが常識だろう。 唱歌とは違って、原本の御伽草子ではこうだ。 「中より紫の雲、三すぢ上りけり、 さて、浦嶋は鶴になりて、虚空に飛び上りける」とある。 鶴は千年、亀は万年という如し。 浦島太郎は、七百歳の鶴となっても、残り三百年生きることができる。 愛しの良人に千年の寿命をプレゼントした。 これぞ、玉手箱の秘密であろう。 じいさんになって終わり。これじゃあ、悲しすぎる。 恨みでもあるのか?と聞きたくなる。 そうではない。御伽草子では、 浦嶋太郎は、鶴になり、亀とともに、丹後国の明神様になるとあるが、 もし私なら、亀のもとへ帰り、むつまじく余生を過ごす。 それは、人として当然の感情であろうと信じてやまない。 ところで、丹後より海路十日間とは、どこだろう? 竜宮(琉球)説もあり、海の底深くという説もあり、異国にはなろう。 常識的に考えれば、朝鮮半島南部や、中国沿岸部のどこかに違いない。 「新羅とかのお姫様」だったと私は思う。 日本海側が、海を通じて世界とつながっていた古代のお話しです。 太平洋のほうには、こういう話しはなかなかない。 例えば、能登の恋路海岸もまた、平家の落人との悲しい恋の伝説です。 私の出身地、四国の奥祖谷もまた平家の伝説があり、私の苗字もその 地名と関係がありそうです。八代前に讃岐へ出てきた我が祖先です。 乙姫ならぬ、借りこ牛を引いて阿波と讃岐を行き来した。 阿讃山脈の山々を越えて、なぜか望郷の思いあるらん。 記:とらのこども 参考:http://www.pandaemonium.net/menu/devil/urashima.html 蓬莱山は、古代、渤海湾にあったという説があります。 wiki : http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E5%B3%B6%E5%A4%AA%E9%83%8E 復刊『うらしまたろう』(スズキコージ/木島始):http://plaza.rakuten.co.jp/akane2004/diary/20080215000 「昔話には裏がある」:http://books.livedoor.com/item/533035 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.05 14:39:27
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