カテゴリ:昔話し(じぶんのこと)
わが家でも、どちらの家でも、小さい子供を一人でどこかへやるのは
恐いですよね。子供自身も恐さとの戦いだろうって思うんです。 だから面白い。初めてのおつかい。 今日は、とらのこどものむかし話しです。 とらのこどもが、ほんとの子供のころの話しです。 休みの日に、家で遊んでいると、そこに電話。 お父さんの会社からの電話。 「今からおばあさんのところに来て!」 「お父さんが、そう伝えてくださいって言ってます。」 「はい。」と応えて、電話を切る。 「どうしよう、、、」ちょっとだけ考えたとらのこども。 というのも、おばあさんの家まで遠いのだ。それに妹も、弟もいる。 でもすぐに妹と弟を呼び「おばあちゃんのとこへ行くぞ!」と宣言。 お母ちゃんの箪笥から、お金を引っ張り出す。 妹と弟の手を引いて、早速、出発だ。 家のすぐ目の前には、バス停がある。バスをじっと待つ。 来た!乗った! 運転手さんがちょっとびっくりしたように僕たちをみる。 「ボクボク、お父さん、お母さんは?」 「こどもたちだけ?」といろいろ聞いてきた。 「うん、そうだよ。」 「おばあちゃんのところで、お父さんが待っているんだ。」 バスで終点の琴平まで。約20分のバスの旅。 千円札でお金を支払うと、運転手さんがお釣りをビニール袋に入れてくれた。 バスセンターに到着。今度は歩いて、私鉄の駅まで移動。 徒歩約10分くらい。 私鉄に乗車、3駅先がおばあちゃんの家の最寄り駅だ。 駅に到着して、そこから歩くとたぶん40分くらい。 駅の近くの商店街へ行く。商店街にタクシー会社がある。 「こんにちは。岡田の大林花子さんの家までお願いします!!」 たぶん、そういう説明だけで無事におばあちゃん宅へ到着!! 約1時間ほどの初めてのおつかいだった。 当時、とらのこどもが小学校1年か2年生。妹が幼稚園児。 弟は、幼稚園にも行ってなかった。 本当に無事に着いてよかったです~。 もちろん、そういうお使いを、父親が頼むはずもなく、 とらのこどもの聞き違い。 家のすぐ近くの製材所が父親の仕事場だったが、そこまでおいで。 おやつがあるよ♪という程度の話しだった。これは後で聞いた。 そこまでなら、歩いて5,6分。 子供たちだけでも、大丈夫とたかをくくって電話したらしい。 父は、母にも祖母にもずいぶん叱られたらしい。 とらのこどもは、電話の聞き間違いという致命的なミスがあった にも関わらず、よく無事に行ったもんだと褒められ、有頂天に。 よく考えると、その頃とあまり成長していない気がします。。。 とりあえず、勇気を出して出て行ったことはちょっと偉かった。 隣りの隣りの街までの「初めてのおつかい」でした♪ 記:とらのこども にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.14 19:23:57
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