カテゴリ:今日のことば
テレビに、新聞、雑誌、広告、音楽、映画、お祭り、イベント。。。
人が群れたなら、どうしても喧騒があり、大騒ぎがあり、飲酒がある。 私たちはどうしても、にぎやかなもの、華やかなものに注目する。 言い争いにしてもバカらしくなって黙ったほうが負け。だったりする。 歩くときも、電車のなかでも、音楽を聞き、ドラマを見る。 本来の「聴く」、「観る」とは、もっと深いもののはずだ。 饒舌の前に沈黙が、喧騒の後に静寂があるかどうか、問題はそこだ。 私たちは、沈思黙考といかなくても、 そうした静かな時間、落ち着いた空間で、 ふと自分の行く末を思い、あるいは他人のことを思いやったりする。 わたわた、バタバタと走り、大きな声で話し、叫ぶ!! 人のことを噂し、笑ったり、笑われたり、お粗末な日常が人生だ。 しかし、それだけでは余りに空しい。 山の如く静まり返って、熟成していくものがあるのではないか。 山の静かなること、太古(おおむかし)に似たり。 そのとき人は、みな、哲学者であったに違いない。 私たちもかくありたいものである。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.15 08:18:22
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