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■女子大生も草食系男子も『社会貢献』には心が動く?
関西一のお嬢様大学・神戸女学院大学の内田樹教授が、自身のブログに このようなことを書いている。 内田ゼミを希望する学生が掲げる研究テーマについて、これまでは 「ファッション」「ブランド」「女子アナ」「美食」など、消費行動に 関するものが多かったという。しかし、昨年はそのようなテーマはゼロ。 それに代わって登場したのは、「ストリートチルドレン」「麻薬」 「売春」「人身売買」「児童虐待」「戦争被害」「テロリズム」 「少数民族」といった社会的なテーマばかりが並んだというのだ。 関西を代表するお嬢様女子大生が、マテリアルな消費ではなく、「社会 問題」に関心が移っている。この事実を企業人はどう捉えるべきなのか? また、こんな事実もある。20年ほど前まで、若い男女が憧れるデートと いえば、苗場にスキーにいったり、湘南や須磨海岸をドライブすること だった。そのために若い男は、借金してでもカッコいいクルマを買った。 しかしいま、デートの時にドライブしたいという若者は、たったの1.8 %しかいない。どおりでクルマも売れないはずである。 一方で、消費者金融からお金を借りてでも、カンボジアの地雷撤去の現 場を見学したり、ピースボートに乗って世界の途上国の人と交流する若 者は増えている。クルマは買わない、お酒も飲まない、服も買わない、 デートも自宅。とにかくお金を使わないといわれるいまの若者も、社会 貢献にはお金を使い始めている。 もちろん、若者の借金を推奨するわけではないが、いまの若者が借金し てでもやりたいことは、女の子とドライブすることではなくて、NGOの 活動を体験することなのだ。自動車メーカーの経営者は、この事実を どう捉えるべきなのだろう? ■消費トレンドのリーダーたちも続々と『ソーシャル消費』へ さらには、女性の消費トレンドも変わった。少なくともこの30年間、 日本の消費トレンドをリードしてきたのは現在のアラフォー女性、 および40代後半の女性だ。かつての女子大生ブームから80年代後半の バブル経済に至るまで、男たちは彼女たちの歓心を得るために、 高級車を買い、高級ブランドの洋服やアクセサリーをプレゼントし、 スキー場やゴルフ場や巨大ディスコなどの娯楽を追求しまくった。 バブル経済は、男たちの欲望と彼女たちの消費トレンドが加速させた と言っても過言ではないだろう。 そしてバブル崩壊後も、クルマ、家電、住宅などの主要な消費トレン ドは、この世代の女性が決定していた。 そんなアラフォー女性をターゲットにした高級女性誌に登場する ロールモデルとは、欧米の小洒落た小物を輸入する会社の経営者とか、 自宅を改装して料理教室やフラワーアレンジメントの教室を開くよう な女性だった。つまり、「自己実現に成功した女性」だったのだ。 しかし今では、NPOの代表者がロールモデルとして登場するようなった。 女性誌が旅行特集を組めば、ミラノやパリのお買い物ツアーと並んで、 アフリカの人々をマラリアから守るための蚊帳を作る工場を見学する、 そんなツアーが紹介されている。 彼女たちのそうした変化は、実際の消費にも現れている。 今年2月、ブルガリが売り出した3万9900円のチャリティ付きシルバー リングは、発売初日に1500個を販売した。 売上げ激減の百貨店。その中で、エコ&フェアトレードをテーマとし た物販イベントは売上げを伸ばしている。その購買者の9割は女性だと いう。 NGOの活動やCSRの事例を学ぶセミナーや勉強会に行ってみれば、 30代、40代の女性で溢れかえっていることに驚かされる。週末の チャリティ・パーティーには、ドレスや着物で着飾ったアラフォー 女性が、大挙して押し寄せている。 引用ここまで 40代、50代以上の男性は、この流れをまったく分かっていないと レポートのなかにコメントあり。気付いた奴は凄い!!経営の才あり。 皆さんは、このレポートをどう読みますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.25 20:33:08
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