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ロドリゲスとらのこども・超克編

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2009.09.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
鎌倉時代初期の禅僧で、曹洞宗の開祖として名高い道元禅師が
「応無所住而生其心」 を詠ずと題して、

「 水鳥の行くも帰るも跡たえて されども路はわすれざりけり 」
と詠まれています。


この歌の上の句は、とらわれない、執着しない、思いめぐらすことを捨てた
状態を詠み、下の句は、まさに住する所無くしての行というものは仏が仏の
行をするということになるでしょう。

水鳥はあちらへゆくかと思えばこちらの方へと自然に泳いでいる。
その跡形は無いけれども、水鳥は警戒も怠らず本分を忘れず泳いでいる。

つまり、求道の人生には卒行や終点はないのです。毎日を本分として終点と
して救われていく。終点の無いところに、いつも終点がもてる境地です。

夢中の中に夢を得ていく。

若い時には若いときのように、年をとったら年をとったように、それぞれの
時を、そのまま素直に受けたらいい、とも解釈できるのではないでしょうか。

以上は、「本来無一物」からご紹介しました。
http://www3.ic-net.or.jp/~yaguchi/houwa/muitimotu.htm


(お題の解説です)
「応無所住而生其心」とは、「まさに住する所無くして而(しか)も其の心を
生ずべし」と読みます。つまり、「こころにとらわれなければ、いつでもどこ
でも安心立命をあらわすことができる」という意味になります。



  思い悩まず、毎日を精進する境地に入りたいと思うのですが、
  なかなかその境遇に達しません。煩悩の大海に溺れる私です。

  今の場所でいいのかと、自問自答してしまうのです。

  道は自ら拓くものでしょう。第一歩が難しい。
  そして今日もただよっています。
  記:とらのこども





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最終更新日  2009.09.01 19:33:17


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