カテゴリ:本
宇宙航空研究開発機構にいた、現在は高校教師(高校物理教科書の編集にもたずさわる)が書いた本。
推薦の帯は、茂木健一郎さん。 これは 是非子供に読んでほしい 一つ一つが短いから、通勤電車でも読みやすいかも。 やっぱり本当にわかっている人は どこが未知なのかをちゃあんと教えてくれる。 そして未知って楽しいぞ♪って言ってくれる。 ガチガチのテスト暗記しただけでなった先生なんかは マルをもらえる回答以外は興味なし。 いいから暗記しろっていうのは勉強じゃないと思う ぺらぺらの本だから、30分とかで あっちゅう間に読んじゃいました。 でも中身は厚いです。読後に残る希望やわくわくは とっても大きい。 【目次】 宇宙人はいますか? 次元の話 見えているものは、すでに古い みんな引かれ合っている 光速の世界 未来への片道切符 月が大きく見えるとき 宇宙の寿命 etc… ■地球の自転 おもしろかったのはたくさんあるけど、その一つは地球の遠心力。 地球の自転による遠心力 が 重力(万有引力)より強かったら 外にとばされる? 重力の強さは?秒速7.9km。 赤道上にいる人と、日本にいる人が受ける 遠心力は違う 地球の自転は、24時間で一周。 赤道上にいる人は秒速 約470m、日本にいる人は秒速 約300mで回っています。 音速より早い!んだって マッハを超えて 私たち、ぐるぐる回っているんですね。びっくりぃ! 赤道上での遠心力は万有引力の約290分の1 日本での遠心力は 万有引力の約440分の1 こんなに?!差があるんですね。 引力を秒速に直すと7.9km それと釣り合う自転スピードは 地球の自転が何時間になればいいんでしょう? そんなちょっとおもしろい計算結果も載っています。 ■ムーンフェイス ほかに驚いたのは、宇宙にでると、地球の引力の影響がとても少なくなるので ほぼ無重力になります。そこにいると 普段は引力に逆らって血液を頭に運んでいるクセで 血液を上に運びすぎ、顔がパンパンに膨らむそうです。 これがムーンフェイスと言われている現象。 ところが!数日で 身体が慣れ、むくみがなくなるそうです! 人間の身体!かしこいっ!すっごーいい! 思えば、海から陸に上がった生物も、陸の環境は紫外線や空気温度変化も水中より激しいなど 過酷だったはず。でも今では対応して歩き回っている。 宇宙には宇宙線が降り注ぎ、今の人類では生身ではいられない。 温度変化も激しいし(地球の周りの船外活動で、宇宙服の陽の当たっている側+100度と日陰-100度) だけど 自ら陸に上がったくらいだから 生物は対応するかも?! なんて可能性も ね。 ワクo( ̄▽ ̄o)(o ̄▽ ̄)oワク 一番人気の宇宙食は?なんてまめ知識もあったりして とにかく楽しい本でした 当たり前と思っているこの環境って すごいバランスの上に成り立っているんだなぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.07 09:57:31
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